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2007年12月01日

2.3GのPhenom 9600が発売開始

Phenomの第2弾となる2.3GのPhenom 9600が発売されました。

Phenom 9600が発売に、2.3GHzで3万円台前半 - AKIBA PC Hotline!
「もうBlack Editionだけでいいよ」 - hermitage akihabara 12月1日(土)

11月22日から発売開始されたAMDのネイティブクアッドコア Phenomの第2弾にあたる2.3GのPhenom 9600が33,000円前後で発売開始されました。当初は36,000円前後ということでしたが、1割程度下げられたようです。

既発売の2.2GのPhenom 9500を価格比較でチェックするとQ6600よりも安い28,980~ですが、クロックが100MHz高いPhenom 9600はそれよりも4,000円程度高いということになります。

OCTECHに掲載されたPhenom 9600と790FXを使ったオーバークロック設定方法には「常用はPhenom 9900相当の2.6GHzでも可能かも?」とありましたが、OCを試すのならhermitage akihabaraやOCTECHにもあるそうに、年内に発売されるPhenom 9600 Black Editionを狙っているでしょうから、DIY市場でのPhenom9600無印は微妙な位置づけになりそう。

ちなみに2万円前後~4万円超のCPUを価格順に並べたらこんな感じになります。掲載している価格は11月27日時点のconeco.netでの最安値です。33,000円前後という値段はQ6600とPhenom 9600はほぼ同じ値段という感じですね。

- 19,970円 ~ E6550:2.33G デュアルコア
- 21,980円 ~ X2 6400+:3.20G デュアルコア
- 22,370円 ~ E6750:2.66G デュアルコア
◎28,980円 ~ Phenom 9500:2.20G クアッドコア
- 31,440円 ~ E6850:3.00G デュアルコア
- 31,790円 ~ Q6600:2.40G クアッドコア
◎32,780円 ~ Phenom 9600:2.30G クアッドコア
- 65,370円 ~ Q6700:2.66G クアッドコア
- 125,300円 ~ QX9650:3.00G クアッドコア

現在のAMDにはQX9650やQ6700の価格で販売できるCPUがなく、パフォーマンス的にも「266米ドルのQ6600」を意識せざるを得ないですからね。その反面、まずはハイエンドのQX9650から発売されたINTELの45nmコアは、アキバ店員のPCパーツウォッチによると非常に売れているとのこと。Socket939のAthlon 64 FXシリーズの頃はAMDでもハイエンドが売れていたと思いますが、当面はハイエンドCPU市場への参入は難しそうです。

●Phenomのラインアップ
◎Phenom 9000シリーズ (Socket AM2+、クアッドコア/Agena、HT3.0)
- Phenom 9900:2.6GHz、L2 512KBx4/L3 2MB、TDP140W? 08年Q1予定
- Phenom 9700:2.4GHz、L2 512KBx4/L3 2MB、TDP125W? 08年Q1予定
--------------------------------------------------------------------
- Phenom 9600 Black Edition:2.3GHz、L2 512KBx4/L3 2MB、07年Q4予定
--------------------------------------------------------------------
- Phenom 9600:2.3GHz、L2 512KBx4/L3 2MB、TDP95W、283米$、11月30日
- Phenom 9500:2.2GHz、L2 512KBx4/L3 2MB、TDP95W、251米$、発売済
--------------------------------------------------------------------
Phenom 8000シリーズ (Socket AM2+、トリプルコア/Toliman、HT3.0)
- Phenom 8700?:2.5GHz、L2 512KBx3/L3 2MB、TDP89W、08年2月
- Phenom 8600?:2.3GHz、L2 512KBx3/L3 2MB、TDP89W、08年2月
--------------------------------------------------------------------

●通販情報
[Phenom CPU]:TSUKUMOSOFMAPクレバリードスパラFAITHT-ZONE
[790FXマザー]:TSUKUMOSOFMAPクレバリードスパラTWOTOPFAITH
[Phenom搭載PC]:ドスパラFAITHVSPECTWOTOP
[Phenom関連価格比較]:Phenomシリーズ 価格比較AMD 790マザーボード 価格比較



Posted by nueda at 2007年12月01日 12:45 JST | トラックバック | ホームに戻る
コメント

 いつも拝見させていただいております。
 一方的な宣伝となってしまいずうずうしいかとも思いましたが、Phenom 9500と内蔵グラフィックスマザーボードで低電圧・低消費電力耐性を調べてみました。やはり予想通りいまいちでしたが、よろしければご覧になってください。
http://hedgehogs.blog8.fc2.com/blog-entry-286.html

Posted by: hedgehog at 2007年11月30日 01:05

hedgehogさん

ページ見させて頂きましたが、
さすがに2coreのX2 1.6Ghzと4coreのPhenom 2.2Ghzで消費電力を比べるのは酷では無いでしょうか?

今後ステッピングチェンジで消費電力が改善するとしても、
2.4Ghz以降の消費電力急上昇に歯止めがかかる程度で、
2coreのX2と同じにまで下げるのは、45nmにならない限り無理なのでは?

Posted by: BASIC at 2007年11月30日 10:09

インテルとしては出す必要が無いQ6600を、Phenomキラーとしてのみの理由で、かつてのK6-2に対するセレロンのような価格設定をして出していますね。
位置づけとしては、クアッドコアセレロンとでも言うべきでしょうか。

確かに戦略としてはこの上なく有効ですが、何というか、流石パラノイアIntelと言うか、あまり気持ちの良いものではありません。

自作を楽しんでいる身からすると、たとえ安くてもそういう意図が込められたものは、あまり市場に出して欲しくないです。

そして、Phenomの2.6Gが出て来た途端Q6700を3万円程度に値下げするんだろうな、Q6600をお払い箱にして。

Posted by: rabbit at 2007年12月01日 02:14

>hedgeho氏

拝見しました、実レポということで参考になります。
結論はどちらかのCore数に合わせた「相当」的なモノの方が良かったかもしれません。
同クロックで2Core 58w:4Core 81wだと後者のが電力効率良い事になります。
クアッドコアとはそういうもので単純計算に落胆する必要は特に無いかと。
まぁこのあたりは12/1記事で感づいてると思われます。

Posted by: fellys at 2007年12月01日 16:49

元々の設計を3コアにして、
1コア潰した分を、L3キャッシュに振り分けて
L3を4MBくらいにした方がコンシューマ向けには
良いような気がしたりして(笑)

キャッシュ量と性能差について正確には
分かりませんが、Intelに比べて余りに少ないので
ふと、そんなことを思いました。
熱的な問題も少しは緩和されそうですし
なにより、現状では4コア、フルに使う場面なんて
凄く少ないですからねえ。

Posted by: たの at 2007年12月01日 23:34

動画エンコードしかしない私にとっては、Phenomは意外と健闘しているというか、はっきり言ってランク外から選考候補に昇格しちゃいました。4コアきっちりフルに使えるエンコードソフトだとQ6600より良い結果を出しているレビューもありますのでペンリンの発売を待って悩むことになりそうです。

Posted by: vcinema at 2007年12月02日 01:07

AMDだってathlon64 X2 出した時は利益を得まくっていたわけで
勝てる者が利益を出ているだけという状況は今も昔もintelもAMDも変わらないでしょ
別にAMDは儲ける時があっても民衆のためにわざわざ安く提供していたという訳では決してないですよ。
市場に対してそれがベストの利益を得るためにやってるだけなんです、どちらもね

Posted by: takashi at 2007年12月02日 21:12

PhenomキラーにQ6600をわざと安い価格に設定しているとの意見が多い様ですが、
確かにそういう戦術なのかもしれませんが、
1年近く前に出たIntelの製品にAMDの最新のCPUが
総合的な性能で負けてる(少なくても9500,9600は)
という事実があるからこそ、そういう戦術が成立できるわけで、
takashiさんの言う通り、特別Intelが商売に汚いというわけではないと思います。

Posted by: BASIC at 2007年12月03日 03:03

単にPhenomに市場を奪われないように、
Q6600を安い価格に設定して防衛しているだけだと思うけど・・・

パラノイアIntelとはかわいそうだな。

Posted by: 名前はもうある at 2007年12月03日 05:41

IntelはPentiumDの時もローエンドの820は安価でした。
Athlon64x2との価格性能比の通りとも取れますがデュアルコア普及用の戦略価格とも取れます。
ソフトのデュアルコア対応を促すためにはまず普及させる必要がありますので。
Q6600も安価ですがクアッドコア普及用の戦略価格として捕らえるなら妥当で評価出来ると思います。
実際高クロックのCore2Duoとどちらにするか悩める価格設定ですし。
PhenomにはCore2Quadに価格性能比で負けないよう頑張って欲しいと思います。

Posted by: kana at 2007年12月03日 06:48

パラノイアどうこうってメーカーに肩入れし過ぎ。性能、価格諸々の競争があるからエンドユーザーはより良い製品を安くで手に入れることが出来るのであって、そこに楽しさとか関係ないでしょ。

関係者なら見苦しいし、エンドユーザーなら見識者気取りの勘違いもいいところじゃないの。

Posted by: ろく at 2007年12月04日 05:13

全面的な競争の土俵に登らせないのが、先行企業の戦略
エンドユーザーとしては、競争になってる部分のみがお得になる。

Posted by: . at 2007年12月04日 12:29

AMDの経営状態からすれば、キラーPhenomを出すとAMDがどうなるか
INTELは分かる筈。

価格戦略などはPhenomローンチ前に決めることだから、
(実際Phenomの出る数ヶ月まえにq6600は3万円前半へ値下げ)
パラノイアINTELは言いすぎだろうが。
Q6600はDISCONすべきでしょうねぇ。

―――まぁ、AMDが、
下位のx2をDISCONして値下げ拒否している時点。
もう末期だとは思うがwww

Posted by: 少将 at 2007年12月04日 15:02

他の方々が述べているように、Q6600にしても、値下げも競争の内だと言っているの。
もちろん、この先、AMDの経営が大きく傾いてしまっては競争も何もないというのは分るけど、それはAMDの問題であるとまず見るべきでしょ。
本来なら十分競争力のある製品をリリースしていなければいけないのだから。

デスクトップ向けの単体パーツの売れ行きで経営状態がどうこうなるとは到底思えないけど、
TLB絡みのerrataが全Phenomに及んでいるという話も出ている上に(ttp://www.techreport.com/discussions.x/13724)、
大手BTOメーカーに十分な数すら供給出来ないっていうんだから、自分で自分の首を絞めているようなもの。
サーバー向けも大口には供給出来ているのかもしれないけど、その他には十分とも言えそうもない。

パラノイア云々って判官贔屓から出てきたのかどうか知らないけど、あからさまな擁護は見苦しくない?

Posted by: ろく at 2007年12月05日 07:42

逆にQ6600の適正価格っていくらなんですかね?
仮に4万円前後だとるすと、Q9300は45000円弱、Q9450は5万円前後ぐらいですか?
でもそれは「敵がいなくなるとIntelが殿様商売を始める」という状況が早まってるだけでは?
自作ユーザーは良く言いますよね「メインストリームCPUに5万も出したくは無い」と。
Intelが上記の価格帯にするならAMDも喜んでそのレンジで売ると思いますけど、
本当にAMDファンはそれを望んでいるんですかね?

現状だと性能で追いつけなかった現状を妬んでいる様にしか見えませんね。

Posted by: BASIC at 2007年12月05日 09:22

要するにIntelが高く売れば、ボッタクリ、安く売ればAMDイジメ、ダンピング。
パラノイア言ってる人は、要するにIntelが嫌いで、Intelがなす事なす事にケチ付けたいだけの連中だから、相手にしないほうが良いよ。

Posted by: mteten at 2007年12月05日 21:06

65,370円 ~ Q6700:2.66G
31,790円 ~ Q6600:2.40G

この2つを見れば、いかにQ6600が低価格にされているか分かります。
明らかに、Phenom9500や9600の価格を押さえつけるための価格ですね。

Q6700の価格からすると、Q6600の現時点での適正価格は5万円~6万円位ではないかと。

3GHz品もある程度製造できるインテル的には、この2つのCPUの製造上の差はあまりないと思いますし。

Posted by: rabbit at 2007年12月06日 15:46

別に高いほうに合わせなくても良いのでは?
Q6700とQ6600を比較してQ6700が高く見える、同感です。
なのでインテルにはQ6700を安くして貰いましょう。
自作する大半の人は喜ぶと思います。

それよりPhenomのバグの方が心配です。
パッチ当てると速度低下激しいようですね。
自作ユーザーに好まれるAMDだから無償交換ぐらいしてくれますよね、きっと。

Posted by: kana at 2007年12月07日 10:25

どうもそんな感じみたいですね。>>mtetenさん

一応付け加えておくとそのIntelの価格ラインナップ、Q6600に始まった話じゃないんだけど。
2006年12月辺りの1000ロット価格で、C2DはE6700 2.66GHz $530、E6600 2.4GHz $316なんだから。
Q6600が踏み込んで価格を下げられたのは、$316ではなく$266にしたことでしょ。

ちなみに。以降、E6700が$316、E6600が$244と価格改定されているように、
45nm製がリリースされればQ9450 2.66GHzが$316、Q9300 2.50GHzが$266と予定されておりほぼ一致する。

E6600も不当廉売、そもそもそれ以前からそうだったと言い出すのかしら。

Posted by: ろく at 2007年12月08日 08:28
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