2005年04月07日
Palermoコア 90nm E版のSocket754 Sempron3100+のレビュー
Palermoコア 90nm E版のSocket754 Sempron3100+のレビューが掲載されている。
・ Another Gift to Overclockers: AMD Sempron 3100+ on E Core Revision - X-bit labs
今年の1月から2月にかけて、Victoriaコア 90nm D0版のSocket754対応Sempron 3100+や3000+/2800+/2600+が発売されてますが、X-bit labsに新しいPalermoコア 90nm E版の3100+のレビューが掲載されている。これは期待できるかも。
(1) Palermoコア 90nm E版のSempron 3100+のOPN
既存の3種類の3100+のOPNの違いは以下のとおり。●印が今回のレビュー対象CPU。
●Sempron 3100+ (90nm Palermo):SDA3100AIO3B0:1.8G、256KB、SSE3対応
- Sempron 3100+ (90nm Victoria):SDA3100AIO3BA:1.8G、256KB
- Sempron 3100+ (130nm Paris):SDA3100AIP3AX:1.8G、256KB
また今回のレビューではCPUの認識用にCrystal CPUIDも使われてますね。
(2) 130nm CG版 Sempron 3100+とのベンチ比較
メモリコントローラの改善により、通常で1-2%、最高で5%程度ベンチが向上してますね。またSSE3効果でベンチが向上したものもありますね。
(3) オーバークロック
DFI LANPARTY UT nForce3 250GBを使ってVCORE 1.58V(1.4V+13%)だと2682MHz(298x9)でPrime95やS&Mが完走したとあり、デフォルトの1800MHzのなんと1.5倍に相当しますね。なお、CPU温度は最高55度程度だったようです。
この2682MHz(298x9)で様々なベンチマークが行われますが、クロックが高いためにさすがにスコアはいいですねー。ベンチによっては高クロックとSSE3効果で4000+や3800+でさえ凌駕していることもありますし。ただし、FSB 300では不安定だったみたい。VeniceコアのAthlon64 3800+ Rev.E3同様、オーバークロックはかなり期待できそうですね。
Socket754については今後Athlon64の新CPUが出ないと思いますが、Sempronがここまで頑張ってくれるなら、十分でしょうね。
関連情報
・上田新聞 blog版: Sempron アーカイブ
・Socket754のSempron 2600+(90nm-D)のオーバークロック
・Sempron 3100+(130nm-CG)を2.5Gでオーバークロック
通販情報
・Socket754のnForce3搭載マザーボード (TSUKUMO)
・Socket754 CPU (TSUKUMO)
Posted by nueda at 2005年04月07日 00:47 JST | トラックバック | ホームに戻る
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