PINUPS - 上田新聞 blog版

Sandy BridgeのBCLKのオーバークロックはわずか2～3%？

Sandy Bridgeのベースクロック(BCLK)のオーバークロックは2～3%に制限されるそうです。

・Intel Sandy Bridge processors BCLK overclock is restrictive to 2-3%-OCW

来年1月9日から、INTELの新しいメインストリーム用のCPUとなるLGA1155のSandy bridgeが発売されます。

CPUのクロックは「ベースクロック(1155の場合は100MHz)×倍率」となりますが、オーバークロックを行うためには、1つめは倍率を変えずにベースクロックを上げて全体のクロックを上げる方法ともう一つはベースクロックを固定にしたまま倍率を上げて全体のクロックを上げる方法があります。

LGA1155ではBCLKのオーバークロックが非常に限定され、以前のデモでは105MHzが通らなかったとのこと。これはクロックジェネレータが全ての電気的なバス速度(SATAやUSB、PCI Eなど)をコントロールしていることに起因しています。LGA1155でオーバークロックが難しいのは以前からいわれていましたが、仮に2-3%のクロックの運用だと定格で使うのとほとんど変わりなさそうですね。

もっともそれを回避するために、「ベースクロックを固定にしたまま倍率を上げて全体のクロックを上げる」ことができるように、倍率フリーのKシリーズがラインアップされているわけで、57倍まで設定可能となっています。

先日紹介したSandy Bridgeの国内予価によると、1月9日にはi7 2600K(4C/8T、3.4G)とi5 2500K(4C/4T、3.3G)の2種類のKシリーズが発売されますが、同クロックのKシリーズと無印ノーマル版ではあまり差がありません。ただし、Kシリーズの場合はCPUクーラーが別途必要になる可能性が高いために、その分もコストがかかりますが、オーバークロックで使用することを考えるとKシリーズしか検討する余地はなさそうです。

◎Sandy Bridge世代 Core i7シリーズラインアップ
- i7 2600K ：3.40G(TB 3.80G)、4C/8T、L3 8MB、TDP 95W、$317、約29,800円
- i7 2600 ：3.40G(TB 3.80G)、4C/8T、L3 8MB、TDP 95W、$294、約28,000円
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◎Sandy Bridge世代 Core i5シリーズラインアップ
- i5 2500K ：3.30G(TB 3.70G)、4C/4T、L3 6MB、TDP 95W、$216、約21,000円
- i5 2500 ：3.30G(TB 3.70G)、4C/4T、L3 6MB、TDP 95W、$205、約20,000円
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なお、過去紹介したSandy Bridgeのオーバークロック記事ではKシリーズが使用されています。
- Sandy Bridgeのi7 2600Kの5GHzのスクリーンショット
- 空冷のSandy Bridgeで4.9GHzのオーバークロックを達成

関連情報
・同一クロックによるSandy BridgeとLynnfieldのベンチ比較
・Sandy Bridgeのi5 2400(3.10G)のプレビュー

通販情報
[Corei7-8xx/i5-750] SOFMAP、ドスパラ、TSUKUMO、クレバリー、FAITH、T-ZONE
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