2007年10月26日
Hybrid Crossfireを実現するAMD 780G(RS780)チップセット
チップセットの内蔵VGA機能で3Dゲームをより快適できるHybrid Crossfireの紹介です。
・ AMD Touts Hybrid Crossfire Performance - VR-Zone
チップセットの内蔵グラフィック機能と外付けのグラフィックカードを組み合わせることで、3DゲームやベンチマークのスコアをアップすることができるというHybrid Crossfire機能がAMD 780G(RS780)チップセットで実現できるようです。
HD 2400カード+780G(RS780)チップセット組み合わせでは3DMark06のスコアが50%程度向上するとのこと。しかもRS780の消費電力はアイドル時にはわずか1.2Wで、GPUの負荷が低い時は外付ビデオカードのシャットダウンできるとのこと。またDX10やHT3.0、PCI-E 2.0、UVD、HDMI/DVI/DisplayPortをサポート。2007年12月か2008年1月にAMD 780G(RS780)を搭載したマザーボードが登場するとのことです。
NVIDIAはAMD向けDX10対応のグラフィックス統合チップセット MCP78で、Hybrid Crossfireと同じような機能をもつHybrid SLIを予定しており、ローエンドカードとの組み合わせで3Dの性能が最大40%、ミドルレンジカードで最大20%、ハイエンドカードで最大5%程度の性能アップがあるといわれています。
自分で使うパソコンには必ず外付けのグラフィックカードを使うので、今まではグラフィック機能内蔵チップセットのマザーボードを選ぶことはありませんでしたが、Hybrid CrossfireやHybrid SLIだと3Dゲーム時には3D性能をサポートし、アイドル時にはチップセットの内蔵グラフィック機能を使って消費電力を下げるわけですから、ノーマルのチップセットを選ぶよりはおもしろいかもしれません。正式発売時のレビューと価格が楽しみです。
通販情報
[AM2 新価格]:ドスパラ、FAITH、TWOTOP、クレバリー、TSUKUMO、SOFMAP
[BTO可能なPC] :TSUKUMO、ドスパラ、SYCOM、FAITH、TWOTOP、クレバリー
[GeForce 8800] :FAITH、TSUKUMO、クレバリー、TWOTOP、ドスパラ、T-ZONE
[Antec製Nine Hundred BTO PC]:SYCOM [Antec製P180のBTO PC]:TSUKUMO
[クアッドコアQ6600で作るBTO PC] : ドスパラ、TSUKUMO
Posted by nueda at 2007年10月26日 03:32 JST | トラックバック | ホームに戻る
興味深い技術ではありますが、しかしながら性能的には中途半端というか、3D性能を上げたかったら「HD 2400カード+780G(RS780)チップセット組み合わせ」ではなく、素直にハイエンドカードを使用するほうが良さそうな気がします。
1番の魅力はやはり「GPUの負荷が低い時は外付ビデオカードのシャットダウンできる」というところでしょうか。3Dゲーム時にCrossfireで高性能を得られる一方、アイドル時にはGPUのファンまで停止できるのであれば、ハイエンドカードを搭載しながらも低騒音・低発熱・低消費電力になって良さそうです。
AMD780G(RS780)も興味深いですがサウスブリッジのSB700も面白そうですね。
この間、Q6600を買ったばかり(しかもまだ使い始めていない)ですが、
PhenomとRV670とこのチップセットで一台、組み立ててみたくなりました。
Barcelonaの細かい省電力機能とAMD780Gを組み合わせれば、
高負荷時はともかくIdle時及び低負荷時にはけっこう
ローパワーにできるPCになりそうで期待してしまいます。
SB700のHyperFlashも面白そうですし。
多分、Windows Vista(のReady BoostとReady Drive機能として)
でしか有効にならないのが難点ですが。
(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)