2007年07月21日
NVIDIAのAMD向けDX10対応のグラフィックス統合チップセット MCP78
NVIDIAのDX10対応のグラフィックス統合チップセット MCP78は11月予定らしい。
・NVIDIA To Launch MCP78 Chipset In November - VR-Zone
NVIDIAはAMD用のGeForce8のDX10対応グラフィックス統合チップセット MCP78を11月に発表する予定とのこと。
MCP78は"ハイブリッドSLI"やHyperTransport 3.0、PCI E 2.0といった新しい技術をサポート。特に"ハイブリッドSLI"は、チップセット内蔵のグラフィック機能とビデオカードを組み合わせることで3Dのパフォーマンスを引き上げることができ、ローエンドカードで40%、ミドルレンジカードで最大20%、ハイエンドカードで最大5%程度の性能アップがあるようです。
このMCP78には3種類が用意され、すべてPCI-Express x16とPCI-Express 2.0をサポートします。
- MCP78 U:ローエンドカード並みの3D性能+PureVideoHDサポート。70~80米ドル。
- MCP78 S:それなりの性能+PureVideoHDサポート。55~65米ドル。
- MCP78 D:ハイブリッドSLIとPureVideoHDは非サポート。55~65米ドル。
現在のNVIDIAのグラフィックス統合チップセットGeForce 7050PV/7025(MCP68)は6150とあまり差がありませんでしたが、今回のMCP78はAM2+プラットフォーム対応ということで機能が強化されていますね。
特に"ハイブリッドSLI"は、AMD-ATI純正チップセットやビデオカードとNVIDIA製品を差別化するのに非常に興味深い機能ですが、どれだけ3Dパフォーマンスがブーストされるのか楽しみです。
通販情報
[AMD AM2 CPU] :TSUKUMO、SOFMAP、FAITH、TWOTOP、ドスパラ
[BTO可能なPC] :TSUKUMO、ドスパラ、SYCOM、FAITH、TWOTOP、クレバリー
[X2 BE+Antec Soloの静音PC] :Silent-Master AMD EditionⅤ(62,800円~)
Posted by nueda at 2007年07月21日 05:02 JST | トラックバック | ホームに戻る
ところどころで散見され疑問に思っているのですが,“Socket AM2+”というものは存在しないのですよね?
AM2+というのはプラットフォームを指し,CPUソケットとしてはSocket AM2だと理解しているのですが・・・。
ハイブリッドSLIこれは素晴らしい技術ですね!消費電力の削減、非力なビデオカードのパフォーマンスを上げることができるのは良いですね^^
価格も安いですし発売されたら買いますb
アイヴァーンさん
> AM2+というのはプラットフォームを指し,
> CPUソケットとしてはSocket AM2だと理解しているのですが・・・。
アイヴァーンさんのおっしゃることを総称して
便宜上"SocketAM2+"という言い方をしていましたが、
「AM2+プラットフォーム対応」と表記することにします。
motsuさん
「ハイブリッドSLI」という機能は、AMD-ATIに囲い込まれた中で
NVIDIAを選んでもらうためのかなり戦略的なチップセットという気がします。
今後はAMDプラットホームでのチップセットビジネスは厳しくなるでしょうから、
付加価値の高い機能でチップセットの単価を上げることも必要でしょうからね。
あと、単体のグラフィック性能も気になるところです。
簡単に組めるようビデオ内蔵選ぶんですが、これだと機能が無駄にならなくて良いですね。
Posted by: saka at 2007年07月21日 15:52おぉ,なるほど~。してみると,他のブロガーの方も同様の認識であり,“んなこたぁ~重々承知なんだよ,
その上で区別を明確にするためにこう書いてるんでぃ!”という事なのかも知れませんね。
しかし,BIOSTARのページなんかはSocketの選択プルダウンメニューに“AM2+”とか明記されちゃってるし,
AMDの周知というか情報が行き渡っていないのも否めないような気もします。
さて,ハイブリッドSLIは良い機能ですね。GPU内蔵チップセットで組んだ後に,ビデオカードをアップ
グレードしても内蔵GPUが生かせるし,あるいはビデオカードを1グレード落として静音PCを組むといった
目的にも生かせるかも知れません。
それと,DirectX 10世代のGPUが内蔵されると言うことは,いわばチップセットにDSPが含まれるということ
なので,GPGPUじゃないですがビデオカード増設後になにか別の用途に生かすようなことも出来ると
いいかなぁと思ったり。まぁ,処理内容的に適しているかという問題があるのですが,nForce2のSoundStormの
ようなDolby Digital LiveやDTS Connect機能を追加とか。
実際、AM2とAM2+では機能に差があるので、
分けて記載するのはいいと思います。
互換性を維持しようとする姿勢は好感が持てます。
チップセットは今後FusionみたいにCPUの機能も内蔵していって、
マザーボードを買うだけで動くけど、ビデオカードやCPUを
増設すると機能が向上します、
みたいな感じになったりすると面白いですね。
私はSocket AM2+、あるいはSocket AM3と言う表現には
何ら違和感を感じません。
各ピンに割り当てられた機能、電気的仕様も含めて
"Socket XX"と呼んでるだけだと思うんですが。
物理形状(ピン数やその配置、ピンの長さなど)だけ合っていても、
電気的仕様が非互換なCPUをそのソケットに差し込むわけには
行きませんよね。
その点を意識させつつ、かつ上位互換性のあるソケットは
似たような名前(AM2 -> AM2+、 AM2+ ->AM3)を付けて
分かりやすくさせると言う非常に優れたネーミング手法だと思います。
逆にIntelのLGA775ソケットなどは名前や物理形状が同じでも
マザーボード上のチップセットが違うと全く互換性が無い
(ピンの物理形状のみを示している)のでしょうか?
Intelのソケットは良く知りませんので逆に疑問です。
また私の個人的受け止め方ですが、Hybrid SLIの狙いは
グラフィック機能のパフォーマンスと消費電力の最適化
(その時に不必要な3Dグラフィックチップは眠らせておく)
にあるのであって、ビデオカードの能力をチップセット内蔵
グラフィックで補完するのはオマケに過ぎないと思います。
SLI技術で実現したら結果的にそうなったとか?
Engadgetの言うように必要な時は無駄なく使っていると言う
満足感はありますが。
http://japanese.engadget.com/2007/06/25/nvidia-hybrid-sli/
http://www.engadget.com/2007/06/25/nvidia-prepping-power-saving-hybird-sli-technology/
http://www.xbitlabs.com/news/video/display/20070625083756.html
SLI技術を使うと言う事でアプリに対する互換性が
どの程度になるのかもちょっと心配です。
やっとグラフィックチップの持余し状況を解決出来るのかー
マルチコアやSLI、CFってものが出てるのに何で出ないのかなー思ってたけど技術的には扱い辛いんだろう。
でもSLI効率の悪い今見てると過剰な期待は禁物かなぁ
Posted by: fellys at 2007年07月22日 01:19>>komachi
今後FUSIONでもハイブリッドSLIの様な技術が使える様になると面白いですよね。
AMDもハイブリッドSLIに似た技術の物を出すそうなので(先は長いですが)期待して待ってみたいと思います。
そうです。
LGA775は915チップセットあたりから使われています
Pen4もLGA775がありますが。乗るのは965あたりまでじゃないかなと思います。
また同じように新しいC2DやPenDCもLGA775ですが915マザーにはほとんど乗りません。
(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)