2005年07月02日
ULi M1695リファレンスボードでSLIとHTT400を達成
OCWにSocket939のULi M1695リファレンスボードを使った興味深いベンチマークが掲載されている。
(1) ULi M1695:8xPCI Eの2スロットライザーカードによるSLIベンチ - OCW
青いライザーカードは16xのPCI Eを2つの8xPCI Eに分けるもので、12Vのコネクタも搭載されている。SLI接続された6600GTは通常の拡張カードとは90度異なる角度で装着されるため、全PCIスロットが使えないなくなり、実用性が限りなくゼロに近いかも。
ForceWare 71.24を使ったnForce4 SLIとのベンチマークでは、シングル時だけでなくSLI時にさえ同等のスコアを叩き出しており、M1695のポテンシャルの高さが垣間見れる。冷静に考えてみれば他社のチップセットで特に問題なくSLI動作しているわけで、これだけでも実は驚くべきことなんですが、シンプルに考えると「x8PCI Eが2個だと、チップセットに関係なく、SLIができるのではないか」という気がしてきました。
過去に潰された「なんちゃってSLI」は16/4や16/2など8/8ではないモードでSLI動作をしていたと思われ、ひょっとしたらここがチェックのポイントだったのかも。
「なんちゃってSLI」の関連情報
・nForce4 Ultra搭載マザーでSLIをした話 (16/2)
・DFIのnForce4 Ultra SLI マザーボード? (16/4)
・GigabyteのIntel 915PベースのSLIマザーボードが正式に発表 (16/4、SLIは不可)
・MSIのnForce 4 UltraマザーでのSLIもどきのベンチマーク (16/2)
(2) ULi M1695:空冷のFX-57でHTT400を達成 - OCW
・Athlon 64 4800+の場合:1,980MHz/330x6
- CPU Frq = 330MHz
- PCIE Frq. =100MHz
- HTT Frq. = 330*3=990MHz (HTT 3x)
- DDR Frq. = 133*3=> DDR399 (Sync DDR266 CAS 2.5,8-4-4)
- Vコア:デフォルト
・Athlon 64 FX-57の場合:2,800MHz/400x7
- CPU Frq = 400MHz
- PCIE Frq. =100MHz
- HTT Frq. = 400*3=1200MHz (HTT 3x)
- DDR Frq. = 100*4=> DDR400 (ASync DDR200, CAS 2.5,8-4-4)
- CPU Core Frq.= 400MHz * 7 = 2.8G
- Vコア:デフォルト
Posted by nueda at 2005年07月02日 00:14 JST | トラックバック | ホームに戻る
M1695はTGi狙いで、以前から注目してますが
性能自体も割と良い感じですね
最大の問題は、物がいつ出るかなのですが…
ULIはリファレンスによるベンチはいいんですけどねー。
ULIチップセットのAGPのSocket939マザーはCHAINTECHやASROCKといったベンダーから発売されいるので、まずはそこらへんから発売されるかもしれませんね。
Posted by: nueda at 2005年07月02日 11:06(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)