2004年10月06日
AMDがデュアルコア版Opteronの詳細を公開
AMDが10月4日から開催されているFall Processor Forumでデュアルコア版Opteronの詳細を公開したようだ。
・ AMD、デュアルコア版Opteronの詳細を公開 - PC Watch
・ AMD、デュアルコアOpteronの大幅な性能向上を発表 - CNET Japan
シングルコアより数段低い動作周波数であっても、デュアルコアOpteronは125~150%以上も高いパフォーマンスを発揮するという。(中略)
AMDの90nmデュアルコアOpteronは、0.13μmシングルコアOpteronとほぼ同じダイサイズ、同じソケットで、そして、90nmシングルコアOpteronと同程度のTDPになるというわけだ。「同じパッケージ、同じサーマルと冷却の枠で、より高いコンピューティングパワーが手に入る」とMcGrath氏は強調する。(中略)
明確なのは、AMDがデュアルコアCPUを、シングルコアCPUよりも低い周波数で出しても、デュアルコアの性能優位を十分に主張できることだ。同じインフラ、同じTDPで、得られる性能向上としては非常に大きい。(中略)
現在のCPU消費電力の増大をどう予測したかが、AMDとIntelのCPU設計の分かれ道になったことがよくわかる。消費電力が周波数を制約するとして最初からクロック当たりの電力効率を高める設計にしたAMDに対して、Intelはこの問題を甘く見てクロック向上に頼った節がある。(中略)
もっとも、Athlon 64/Opteronは、この比較的短いパイプラインのために、20段以上のパイプラインを持つPentium 4とのクロック競争では不利になった。特に、周波数がものを言うデスクトップでは、AMDは苦い思いをした。しかし、それは、マルチコア化のための布石だったというわけだ。(PC Watch)
いやー、期待をいだかせるニュースですね。なんか引用ばかりになってしまった(^^;
近くOEMにサンプル出荷が開始され、Opteron系が2005年中盤、Athlon 64 FX系が2005年後半というのも頼もしい限り。
「すべてはマルチコア化のための布石だった」のだ。
関連情報
・ デュアルコアOpteronのデモ
・ デュアルコアOpteronのコアの写真など
・ Opteronデュアルを実現したIwill MiniPC zMAX DPのレビュー
Posted by nueda at 2004年10月06日 21:54 JST | トラックバック | ホームに戻る
コメント
デュアルコアが939マザーに降りてきてもメモリコントローラーが変わってそうですね。
結局マザーも買い替えなら、おそらくAGPスロットも廃止だろうし、丸ごと1台新調ですね…。
そんな風にも読めますね > メモリコントローラが変わる
逆に互換にこだわって本来のパフォーマンスをスポイルさせるのも
勿体ないような気がしますからねえ。
Intelのデュアルコアも当然775互換ではないでしょうし(^^;
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