2004年09月06日
デュアルコアOpteronのコアの写真など
AMD Zoneに先日行われたデュアルコアOpteronのデモについてのレポートが掲載されている。
AMD's Dual Core 90nm Opteron Demonstration Dissected - AMDZone
一番興味深いのは、コアのサイズがわかる写真だろう。CPUからヒートスプレッダをはずして、現状のOpteron 130nm シングルコアと90nm シングルコア、90nm デュアルコアが並べられている。90nm デュアルコアのサイズは、現状のOpteronよりも大きいために、それよりもローコストに製造できないだろうとある。
このデュアルコアOpteronは、メモリ・コントローラーと3つのHyperTransportリンクを共有しており、そのために10%の性能低下があるようだ。Socket939版のデュアルコア(Toledo)は、2005年末ということらしい。
クロックなどについては全く触れられていないが、HP Proliant DL585で動作するWindows 2003 Serverの画面を見ると、8CPU (デュアルコアx4個)あるのがわかる。今後も楽しみだなー。
「リークは増大していない」 - AMD、90nmプロセスに自信を示す - MYCOM PC WEB
AMDは90nmプロセスでリークの増大は認められないとしている。90nmは省電力だ、ということを強調している。リークのレベルはSOIプロセスを始め様々な要因がからんでくるため、AMDの90nmプロセスでリークが増大しなかった理由は明らかではないが、同社のコメントを信ずる限り、性能効率の優れた製品が90nmプロセスを用いて生産されてくるものと思われ、期待される。
これだけを見る限りでは製造は順調っぽいですね。
-- ウェハのサイズはいくつでしょうか。
200mmウェハを使っている。
-- AMDの90nmプロセスの主な特徴を教えてください。
現在のAMDの90nmプロセスは、SOI、そして9層銅配線、そしてLow-k層間絶縁膜を採用している。
ちなみにGeforce 6800は「IBMの12インチウェハ、銅配線、非Low-kプロセス」で、
RADEON X800は「TSMCの8インチウェハ、銅配線、Low-kプロセス」だそうだ。
Posted by nueda at 2004年09月06日 02:41 JST | トラックバック | ホームに戻る
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