2007年11月08日
PhenomX4@3.0Gを含む3.0GHzベンチ対決
Expreview.comにPhenomX4@3.0Gを含む3.0GHzベンチ対決が3日連続で掲載されています。
・ 3.0GHzベンチ対決~Cinebench - Expreview.com
・ 3.0GHzベンチ対決~3D Mark06 - Expreview.com
・ 3.0GHzベンチ対決~Crysis - Expreview.com
Phenomの発表を前にして、いくつかのサイトからベンチマークの情報がリークされていますが、Expreview.comのベンチはINTEL クアッドコアの最高クロックであるQX9650やQX6850の3.0GHzに合わせてESのPhenomを3.0GHzで動作させているのが特長です。
3.0GHzベンチ対決は以下の6種類のCPUで行われていますが、C2E QX9650やC2E QX6850のスコアには残念ながら及びませんね。マザーボードの調整不足もあるかと思いますが、絶対的なCPUパワーが低いという感じでしょうか。
◎デュアルコア
- Athlon64 X2 5000+@3.0GHz(200x15)、L2 512KBx2
- Athlon64 FX-62@3.0GHz(200x15)、L2 1MBx2
- C2D E6850@3.0GHz(333x9)、L2 4MB
◎クアッドコア
- Phenom X4@3.0GHz(200x15)、L2 512KBx4/L3 2MB
- C2E QX6850@3.0GHz(333x9)、L2 4MBx2
- C2E QX9650@3.0GHz(333x9)、L2 6MBx2
3.0GHzベンチ対決~Crysisでは、HT/FSBのオーバークロックでのベンチが掲載されていますが、それなりにスコアが変化しています。まあそれでもC2E QX9650/6850よりも低いわけですが・・・
11月に発表予定のPhenomは、INTELのデスクトップ用クアッドコアにはないクロックとなる2.2G(Phenom 9500)と2.3G(Phenom 9600)ですが、これらのベンチを見る限りではクロックが上がっても同クロックのINTEL CPUを超えるパフォーマンスは期待できない可能性が高そうです。あとは正式発表時のサプライズに期待したいところですが・・・
通販情報
[GeForce 8800GT] :クレバリー、TSUKUMO、SOFMAP、ドスパラ、FAITH、価格比較
[クアッドコアQ6600で作るBTO PC] : ドスパラ、TSUKUMO
[Antec製P180のBTO PC]:TSUKUMO [Antec製Nine Hundred BTO PC]:SYCOM
[X2 BE+Antec Soloの静音PC] :Silent-Master AMD EditionⅤ(62,800円~)
Posted by nueda at 2007年11月08日 02:12 JST | トラックバック | ホームに戻る
まだまだ出始めですから、ハイエンドで勝てないから×としてしまうのはちょっともったいないかも。
何より今回でる3つのフェノムはQXと互角に勝負するものではなく、中間層のQ6600と勝負するレベルのもののようですから、Q6600と比べてMBが安い、電力効率がいい、Q6600と比べて早いなどなにかしら特徴があれば、AMDのクアッドコアの存在は意味があることになるんじゃないかな?
(Q6600しか選択肢がないミルドレベルのクアッドって自作にとってはあまり面白くないですし。)
ハイエンドで勝てないことはすでに分かっているのなら、それを憂いても仕方ないですから、このフェノムを使ってどういった特徴のある自作機を作るか?を考えるほうが面白そう。
(華々しさという点を言われると・・・ちょっとあれなのは理解してますが^^;)
そろそろ「定番ベンチ」以外のレビューも欲しいですね。
兄貴こと土居憲太郎氏の行ったX4@3GHzの仮想PC+αのは面白かった。
Intelはパワーベンチめっぽう強いですが「横方面的」なものはさっぱり話上がりませんからね。
うーん…といっても誰もしないだろうし自分でやるしかない(笑
>白い雪さん
Q6600と勝負するなら9500と9600しかないですね。
でもクロックが低いのは痛いですね。
しかもQ6600でいいなら965の安いM/Bでいいわけだし。
9700は、例えQ6600より性能が若干上だとしても、TDPが125Wの時点でちょっとキツイですね。
値段もQ6600よりも22ドル高いし。
結論を言うと、ミドルではなくロー狙いなら良いかもしれませんね。
今後はミドルは大方の予想通りQ9450にシフトして行くんじゃないかと思います。
K8は64bitが強かったと思うんですが、
Phenomになって32bitでクロック対性能が追いついたということで、64bitの性能は優勢になったと思うんですよ
64bit自体を全然聞かないのがあれですけど…
この辺踏まえて考えて…どうですかね?
自分の場合は、家で使う分には用途的にQ6600のがいいんでしょうけど
仕事だと64bit環境下で仮想環境バリバリ使ったりするので
そういった用途でPhenom X4は結構期待してるんですよね。
自由が効く会社とは言えバリバリOCするわけにもいかないので
OCマージンとか抜きで考えるとCPはかなりいいですし
>>シュンさん
http://techreport.com/articles.x/13176/5
64bit環境でも、CINEBENCHについては過剰に期待しない方が良いかと。
クロックが近いOpteron2360SEとOpteron2218HEの1スレッドの数値は
ほとんど同じです。
ちなみにTechReportはCore2QX9650でも64bit環境でベンチをしているので、
Phenomの64bit性能については、このサイトが期待できそうです。
K10はK8と比較して、一般アプリやゲームでの性能向上率の少なさと、仮想環境での速さを考えると、どうも仮想環境に特化したパワーアップのような気がします。
サーバー分野では当たり前ですし、windousやlinuxでも最近は盛り上がってきていますしね。
DX10.1でGPUも仮想化に対応しますし、Vista SP1 + DX10.1で真価を発揮するのかも知れません。
それが一般ユーザーにどんなメリットがあるのかは分かりませんが。
Posted by: rabbit at 2007年11月08日 13:13クロックあたり性能は、概ねCore2の90%程度って感じですが、演算能力はその程度なのかも知れません。
今後はフェノムの動作クロックが上がるかもしれませんが、消費電力が障害になるかもしれません。
対抗のQ6600が9600登場2ヶ月後には居なくなっちゃって、Q9300&Q9450が出てくるというのも、AMDにとって問題ですね。
パフォーマンス&消費電力向上に努めないと、競争できないですね。
64bitの普及で期待するならMac OS X(パソコンメーカーでみると世界第3位)てとこなんでしょうけど、AMDは未採用ですね。政治的な問題で、少なくとも数年は採用されないでしょう。
Microsoftに働きかけて採用してもらったところまでは良かったですが、マーケティングが弱いと言われるAMD、他社の製品(Windows)まで手が回りませんね
この価格じゃ
Phenom 9500と9600の価格はchannel, OEMには$250、$270となり、公式に発表される価格は$280と$320になるという。またPhenom 9700は$300前後になるという。
価格を決めるのは市場なんで、このままじゃかなり厳しそう。
--------------------------------------------------------------------
- Phenom 9600:2.3GHz、TDP 89W、320米ドル(公式)、270米ドル(OEM)
- Phenom 9500:2.2GHz、TDP 89W、280米ドル(公式)、250米ドル(OEM)
--------------------------------------------------------------------
- Q9550 :2.83GHz (333x8.5/FSB1333)、L2 6MBx2、TDP 95W、530米ドル
- Q9450 :2.66GHz (333x8.0/FSB1333)、L2 6MBx2、TDP 95W、316米ドル
- Q9300 :2.50GHz (333x7.5/FSB1333)、L2 3MBx2、TDP 95W、266米ドル
--------------------------------------------------------------------
まあ、安く売れない理由は、色々あるのでしょう。
例えば歩留まりが悪く、沢山売れては困る(数が確保できない)とか?
大型ダイの新CPUにしては、安すぎるので売りたくない(利益が出ない)とか?
1000ドルのハイエンドCPUも用意できれば、利益を稼げるでしょうが、300ドルCPUだけでは厳しいのでしょうか。
Posted by: 300dollar at 2007年11月09日 21:11(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)