2007年09月08日
AMDのBarcelonとINTELのClovertownとMP系4コアTigertonのベンチマーク
AMDのBarcelonとINTELのClovertownとMP系4コアTigertonのベンチマークが掲載されています。
・ Leaked - AMD Barcelona versus Intel Clovertown and Tigerton - VR-Zone
掲載されているのは4-processor SPECfp_rate2006と2-processor SPECint_rate2006 peakの整数演算と2-processor SPECfp_rate2006 peakの浮動小数点演算の計3点のベンチマークで、特に2G対決(Opteron 2350とXeon E5335)の2-processor SPECfp_rate2006では82.1と56.8と44%ほどBarcelonaが速いという結果になっています。
EETimes.comの文中にあるデルの会長 マイケル・デル氏のコメントによれば、「BarcelonaはClovertownよりも浮動小数点演算が30%ほど速いが、ClovertownはBarcelonaよりも整数演算が30%ほど速い」とのコメントがあり、それを裏付けたような内容になっています。
9月10日の発表に合わせて様々なベンチマークが掲載されると思いますが、楽しみですね。
関連情報
・ SPEC CPU2006 Results
・ "Barcelona"ことクアッドコアOpteronのベンチスコア
・ BarcelonaのCPUint_rate_base2006とCPUfp_rate_base2006のベンチスコア
通販情報
[Core2 新価格]: TSUKUMO、クレバリー、SOFMAP、ドスパラ、FAITH、TWOTOP
[AM2 新価格]:ドスパラ、FAITH、TWOTOP、クレバリー、TSUKUMO、SOFMAP
[BTO可能なPC] :TSUKUMO、ドスパラ、SYCOM、FAITH、TWOTOP、クレバリー
[Antec製Nine Hundred BTO PC]:SYCOM [Antec製P180のBTO PC]:TSUKUMO
Posted by nueda at 2007年09月08日 23:42 JST | トラックバック | ホームに戻る
まあ、Spec_Fp_rate が早いのは、浮動少数点演算が速いからというより、バスボトルネックが少ないから、というほうが本質を捉えているともいますが。
実際rateじゃないSpec_FPでは
AMD Opteron 2222SE Peak14.8
Xeon processor X5355 Peak16.2
ですしね。
http://www.spec.org/cpu2006/results/res2007q3/cpu2006-20070802-01611.html
http://www.spec.org/cpu2006/results/res2007q3/cpu2006-20070624-01303.html
Posted by: munku at 2007年09月09日 00:12http://jlsuper.myweb.hinet.net/RD780/405.JPG
http://jlsuper.myweb.hinet.net/RD780/K10SP.JPG
赤い□ に注目したいです。
決勝のポイントになりそうです。
Posted by: hiroaki at 2007年09月09日 20:49初めまして。
>BarcelonaはClovertownよりも浮動小数点演算が30%ほど速いが
K6の頃は浮動小数点演算が死ぬほど遅くて、オフィス系ソフト以外ダメダメだった事を思い出しました。
時代とともに立場も変わりますねー
> 時代とともに立場も変わりますねー
どうなんですかね
時代の流れ的には浮動小数点演算なんかは、マルチコアに有利な自動SIMD化等が主流ですからね
gccなんかもx86_64とかだと、自動で -mfpmath=sse したりもしますしね
POWER6みたいに10進浮動小数点数演算が可能とかならともかく
素のx87だけだと、30%速いとか言われてもなんだか…
むしろSSEが、Clovertownより30%速いほうがうれしいですね
X87でBarcelonaはClovertownに最大予測で10%程度高速。
SSE int,Fp(要するにSSE命令全部)では、逆にClovertownがBarcelonaより○○%高速。
SSE int,FpでClovertownのほうが速いと予測するのは、命令にレイテンシー1、スループット1が多いこと(Barcelonaは最低でもレイテンシー2なので)。
Posted by: mnnku at 2007年09月10日 17:44これにクロックが順調にあがって差がなくなれば(少なくなれば)、Intelとイーブンな戦いができそうで、ユーザーとしてはちゃんと使いたいものによって選べそうで、待ち遠しいですね。
Posted by: えむ at 2007年09月10日 21:14>gccなんかもx86_64とかだと、自動で -mfpmath=sse したりもしますしね
x86-64で自動的にSSEですがx87の置き換えの命令でSIMD命令ではないはずですよ
x86-64ではx87を利用せずSSEを利用しろとあります、SSEの多くはx87のレジスタが選択できるようになった物です
なのでそれでコンパイルしても大して速度は変わりませんSSEの速いと言う部分はごく一部でしか利用されません
実際にその部分が上手く利用されてるソフトは既にK8とCoreMAで50%以上差が出てたりします
ベンチぐらいしかないですが・・・
(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)