2007年01月27日
AMDの次期デスクトップCPUの概要
Barcelonaのデスクトップ版となるAgenaなど、AMDの次期デスクトップCPUの概要が紹介されています。
・ More AMD Next Generation Desktop Details Leaked - DailyTech
2003年に発表されたAthlon 64以来のコアの再設計となるAMDのネイティブ クアッドコアBarcelonaは第2四半期中に登場予定という話でしたが、Barcelonaのデスクトップ版となるAgenaなど、AMDの次期デスクトップCPUの概要が紹介されています。
紹介されているのはクアッドコアのAgenaFX/AgenaとデュアルコアのKuma、Sempronの後継となるRanaで、発表時のクロックも掲載されています。
●デスクトップ用クアッドコア:AgenaFX/Agena
- 発表時のクロック:2.4~2.6GHz
- キャッシュ:L2 512KBx4とL3 共有2MB?
(* Agena will have a 2MB L2 and 2MB L3 cache per CPU.)
- HyperTransport:3.0対応
- TDP:125W
- 対応マザーボード:Socket 1207+(FX、4x4対応)、Socket AM2+
- 発表:2007年Q3
- 競合:YorkField : 3.0G超、6MBx2、FSB1066/1333、45nm、07-Q3
●デスクトップ用デュアルコア:Kuma
- 発表時のクロック:2.0~2.9GHz
- キャッシュ:L2 512KBx2とL3 共有2MB
- HyperTransport:3.0対応
- TDP:89W、65W、35W(遅れて登場)
- 対応マザーボード:Socket AM2+ (AM2使用時はHT 1.0対応)
- 発表:2007年Q3
- 競合:Wolfdale-H :3.5-4.0G、6MB、FSB1333、45nm、07-Q3
●デスクトップ用Sempron後継デュアルコア:Rana
- 発表時のクロック:2.1~2.3GHz
- キャッシュ:L2 512KBx2とL3なし
- HyperTransport:3.0対応
- TDP:65W
- 対応マザーボード:Socket AM2+ (AM2使用時はHT 1.0対応)
- 発表:2007年Q4かKuma EE発表時
ネイティブクアッドコアのAgenaFX/Agenaはまずは2.4~2.6GHzでスタートする模様。浮動小数点エンジンの高速化とL3 効果でどのようにパフォーマンスが向上するのか興味深いところですが、Q3だとINTELの45nmコアとの競合になりますからね。
[BTO可能なカスタムPC] ツクモ、SYCOM、クレバリー、ドスパラ、TWOTOP、FAITH
Posted by nueda at 2007年01月27日 03:15 JST | トラックバック | ホームに戻るやっとデスクトップの情報が降りてきましたね。
L3を搭載するというのはちょっと気になる・・
以前、みなさんに冬休みのアルバイト代の使い道について相談しましたが、
結局、HGSTのPATA250GB/ATA133と
Opteron185(2.6Ghz 1MB/L2 DualCore)になりました。
(また届いたらSuperPIをやって3000+との性能比較をやってみたいと思います。)
ということで、次に狙ってるのはAgenaFX(値下がりする思う12月以降?)なんですが、
そのまえにR600に浮気しそうです。
まぁ、当分次のバイト代がたまるまで時間がかかりますが。
そのころにはC2Dも安くなってるんですよね・・
はやくAgenaの性能が知りたい・・・
別に世の中の勢力図ひっくり返すまで行かなくていいから
殿様商売が横行しない程度には頑張って欲しいなぁ。
信者言われようとAMDの物を使い続けるし
(グラボはnVidiaだけども)
使いたいものを使い続けるだけの話で。
とりあえずもう少し詳しい情報欲しいですね。
ただ、あせってあせってこけることはないけども
でんと構えすぎて置いてかれるってのも危惧したいところ。
正直インテルが大きすぎるって事を
まざまざと見せ付けられてるって状態なんだけど。
だからって枯れないで欲しい万年二位企業。
Posted by: 一国民@蘭 at 2007年01月27日 16:45>Q3だとINTELの45nmコアとの競合になりますからね。
たぶん、売る気ないんでしょ。
今でこそAMDは「CPU界でのmatrox」だけど...
2年後にはきっと「CPU界の#9」になってるんだろうな。
...合掌。
Posted by: もうだめぽ at 2007年01月27日 18:46低価格帯はどうなるんでしょうね?
今のAMDにとってOEMははずせないでしょうし、
そこでもっとも需要のあるローエンド製品でも負けてしまうとかなりつらいかも・・・。
INTELはどんどんCMAを低価格してきていますが大丈夫なんでしょうか?
Ranaはデュアルコアですし一番下までカバーできる値段でだせるとは思えません。
そもそもレンジに関係なくVista発売前にそろえられなかったのはかなり痛いですね。
せっかくの売れどきなのに・・・ともかくガンバレ。。。
AMDがこけたらintelはそれ以外の大きな敵と争わなければならなくなるから、生かさず殺さず
Posted by: sugiyama at 2007年01月27日 22:08●デスクトップ用クアッドコア:AgenaFX/Agena
- 発表時のクロック:2.4~2.6GHz
- 競合:YorkField : 3.0G超、6MBx2、FSB1066/1333、45nm、07-Q3
●デスクトップ用デュアルコア:Kuma
- 発表時のクロック:2.0~2.9GHz
- 競合:Wolfdale-H :3.5-4.0G、6MB、FSB1333、45nm、07-Q3
全然競合してないよなd(゚Д゚)☆
浮動小数点ユニット強化するからクロックが低くても勝負できると宣伝してるみたいだけど、
整数演算ユニットの性能を上げないままクロック差がさらに開いたら通常用途では絶望的ですね。
今でさえ、600MHzクロックの低いCoreにも負けると言うのに・・
YorkFieldとWolfdaleが07年Q4~08年Q1に延期したそうですから少しは優位な期間が続くかもしれない。
けど・・・
がんばれAMD!!
Posted by: wasabi at 2007年01月28日 01:17発表からすぐ店頭に出回ればいいですけどね。
Posted by: wara at 2007年01月28日 01:27hammerinfoさんでは4月~6月と出てますが…。
別にFPUユニット増設だけが改良点じゃないのですから、何をそんなに性急に結論を急ぐのでしょうか…。
Posted by: namelessone at 2007年01月28日 02:56>全然競合してないよなd(゚Д゚)☆
ええ、競合する以前の問題ですね。
Posted by: もうだめぽ at 2007年01月28日 10:57遂にローエンドまでデュアルコアですか。
意外に早かったですね。
競合ってのは、AMDの中の人がIntel比40%高速って言ってたからでしょ。
発売前は良いことしか言わないから鵜呑みにはできないが。
でも整数演算がパッとしないだろうというのは予想できるなよな。
>何をそんなに性急に結論を急ぐのでしょうか…。
何を言ってるの。製品が出てから言っても、”何当たり前なこと言ってるんだ”で終わっちまうだろう。
今いうことに意味がある。
>Intel比40%高速
真実は”兄貴”の言ってた20%アップ(K8比)だろう。
Posted by: 20% at 2007年01月28日 16:25http://www.theinquirer.net/images/articles/IMG_5502.jpg
そもそもK8L対抗に45nmは必要ないような気がする。
>真実は”兄貴”の言ってた20%アップ(K8比)だろう。
この説で性能を推定すると、今のK8が同一クロックのCoreより
600MHz遅いと想定して、最高クロックの
AgenaFX/Agenaが、Core比2.6*1.2-0.6=2.52相当
KumaがCore比2.9*1.2-0.6=2.88相当となり、
それぞれQX6700、X6800には勝てないという結論ですね。
やはり敗北者には黙って屈辱に耐えるか、潔く撤退するか...の、2択しか道はないのですね。
Posted by: もうだめぽ at 2007年01月30日 16:24(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)