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2006年07月22日

AMDが年内に"ネイティブな"クアッドコアCPUのデモを予定

AMDが年内に"ネイティブな"クアッドコアCPUのデモを予定している模様。

AMD Plans To Demonstrate Native Quad-Core This Year - DailyTech

先日INTELはクアッドコアCPUの発表を07年Q1から年内の06年Q4に前倒しして発表するとアナウンスしていますが、AMDも年内に"ネイティブな"クアッドコアCPU K8Lのデモを予定しているとのこと。

K8Lは07年中ごろに登場するといわれる4コアのCPUですが、2個のCore2Duoを1パッケージにするというINTELの4コアと異なり、完全に1個のダイに統合したクアッドコアになるといわれています。
対Core MAの切り札となるAMDの「Hound」コア - PC Watch

INTELの怒涛の波状攻撃に防戦(値下げ)一方のAMDですが、期待のかかる新コアのデモが早まるようです。
INTELはConroeのベンチを意図的にリークさせることで、結果的にAMDの買い控えをさせたわけですが、AMDがクアッドコアデモを早めるのは好意的に解釈すればK8Lのパフォーマンスに相当自信がある可能性もあり、C2EやC2Dの買い控えを起こすほどのパフォーマンスを見せて欲しいところです 。特に「"ネイティブな"クアッド」や「浮動小数点演算のパフォーマンスを2倍に」には期待がかかりますね。

以前に「Socket AM2で"AM3 CPU"と言われる次期のデスクトップ用の新CPUコア Greyhound(K8L/Rev.H)が動く」という話がありましたが、これも追い風になりそうです。
Socket AM2で"Greyhound/AM3"も動くみたい

関連情報
デュアルコアPentium Mは「キャッシュ共有型」 - ITmedia
(Pentium DとYonahの違いは明確だと、エデン氏は記者の質問に対して語った。
→ 「マイクロプロセッサとロバの違いは何かと尋ねるようなものだ」)

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Posted by nueda at 2006年07月22日 10:03 JST | トラックバック | ホームに戻る
コメント

リリース時期を考えると、年内にデモが出来るのは、別におかしくは無いんですね。

通常設計完了は、リリースの1年半前に終えており、チップが作られるわけですが、リリースの一年ぐらい前になると、デモで動かせるくらいの完成度に上がるわけです。
その後、さらに改良され、PCベンダーに所謂ES品として配られる訳ですが、ここからリリースまでに、バグつぶしや動作検証が行われるわけです。

AMDが早期に手の内を見せるのはK8以来かな。
ただ、手の内を速く見せすぎると、インテルに対抗策を打つ時間を与えてしまうことにもなりますが。

Posted by: DD at 2006年07月22日 18:06

ネイティブ4コアは、1チップなのでキャッシュが小さいというビハインドがありますね。
現在のプロセスルールでは、インテルの2チップ方式の方がパフォーマンスで有利ではないでしょうか。

Posted by: warabi at 2006年07月22日 22:35

AMDはメモリコントローラ内蔵していますので、キャッシュの容量が小さくてもそれほど違いはないのでは?
Intelの2コア方式だと開発に時間とお金をあまりかけないでいい代わり、キャッシュを多めに乗せることでパフォーマンスをアップさせることを考えてるのかもしれません。

Posted by: えむ at 2006年07月23日 15:54

キャッシュ量はそれぞれの思惑があるからそのサイズになる訳で、
INTELはチップ間通信がFSB経由であるハンデを大容量キャッシュで補うと言う考えでしょうし、
AMDはダイサイズの増加を抑えて安価に量産=価格性能比で勝負したいと言う考えなのでしょう。

でも、複数チップは歩留まり落ちるから好きじゃないんだよねぇ

Posted by: Q_RAY_Z at 2006年07月23日 16:35

>AMDはメモリコントローラ内蔵していますので、キャッシュの容量が小さくてもそれほど違いはないのでは?
AMD64は今でもキャッシュ512KBより1MBの方がモデルNOでランク上ではなかったかな?

Posted by: warabi at 2006年07月23日 17:38

>でも、複数チップは歩留まり落ちるから好きじゃないんだよねぇ
60ナノで2コアを2チップ取るより90ナノで4コアチップ取る方が歩留まりでは不利と思われるが?
http://www.4gamer.net/specials/softhard/cpu_1-02/cpu_1-02.shtml

Posted by: warabi at 2006年07月23日 17:42

>でも、複数チップは歩留まり落ちるから好きじゃないんだよねぇ

私の認識と逆ですね。

4コアを1ダイで取るより、4コアを2ダイで取るほうが歩留まりが良くなると思うが?
なぜなら、ダイサイズが大きくなると、ダイの不良で死ぬ面積が増えるから。

http://www.atmarkit.co.jp/fsys/keyword/015silicon_basic/015silicon_basic.html

Posted by: 歩留まり工場 at 2006年07月23日 20:31

年内デモはむしろ遅い気がする。
来年半ばのスケジュールだとギリギリでしょ。
元々今年半ばにデモっていう情報もあったし。

Posted by: sq at 2006年07月23日 21:53

スマン説明不足でした。
ウチが言いたかったのはパケに載せた時点での検査で落とされない確率が累乗されることで、
乗せた両方のチップが不良品なら歩留まりは変わらないが、
片方のみ不良品の場合でも落とされる訳で、
1個の不良品で良品も巻き込まれて落とされるのが気に食わないだけです。

Posted by: Q_RAY_Z at 2006年07月24日 01:45

?そもそも、コアはパケに載せる前に選別されているのでは??

Posted by: warabi at 2006年07月24日 07:06

IntelのFSB経由の2ダイ4コアだとキャッシュのコヒーレンシをとる際に非常に大きなペナルティになると思うんですが、違いますでしょうか?

つまりキャッシュの容量が増えても、このペナルティについては大きくなるという。

もっとも、PentiumDの様にチップセットを経由するような事はしないと思いますが。

まあ、OSが上手くタスクを割り振るような(HyperThredingの様に物理コアと論理コアを区別するような)仕組みを持ってくれればペナルティは軽減されると思いますが、そんなこと可能なんでしょうかね?

Posted by: じゃがいも at 2006年07月24日 16:57

>でも、複数チップは歩留まり落ちるから好きじゃないんだよねぇ

半導体の歩留まりはダイサイズの二乗に反比例することが
経験的に知られています。
すなわちダイサイズが倍になれば歩留まりは1/4まで落ちます。

>(HyperThredingの様に物理コアと論理コアを区別する
>ような)仕組みを持ってくれれば
物理CPU数が関係するOSライセンスとの兼ね合いでHTか物理
マルチコア・CPUかの判定は可能ですが、実際の動作において
それぞれを区別するような仕組みは無いのでは?

Posted by: 通りすがられ at 2006年07月24日 19:55

>AMD64は今でもキャッシュ512KBより1MBの方がモデルNOでランク上ではなかったかな?
いや、そらもちろんたくさん積んでて困ることはないでしょう。。メインメモリよりも高価で高速なメモリなのですから・・。
ただ、「Hound」L2-512k L3-2MBと「Kentsfield」L2-4*4MB、今年登場する「Tulsa」で16MB L3積んでるという話や、と比較しての話をしてるのでは?
ただ、メモリコントローラが内蔵されているのとされてないのでは違うので、AMDはコストが上がるキャッシュを増やさないでいいと判断したのでは?というだけです。
PenDでもすばやくデュアル化するのに2コア化はIntelにとって便利な存在なのでは?歩留まり落ちたとしても、時間とお金の節約になるので、間にかませるにはちょうどいいとかw

Posted by: えむ at 2006年07月25日 04:13

>物理CPU数が関係するOSライセンスとの兼ね合いでHTか物理
マルチコア・CPUかの判定は可能ですが、実際の動作において
それぞれを区別するような仕組みは無いのでは?

Windowsは片方の物理コアにタスクが集中しないような仕組みがあるらしいですが、Linuxだと、一つの物理コアに複数のタスクを割り振って、異常に遅くなるらしいです。
なので、LinuxではHTを無効にするのが常識らしいですよ。

Posted by: じゃがいも at 2006年07月25日 16:39

>物理CPU数が関係するOSライセンスとの兼ね合いでHTか物理
マルチコア・CPUかの判定は可能ですが、実際の動作において
それぞれを区別するような仕組みは無いのでは?

Windowsは片方の物理コアにタスクが集中しないような仕組みがあるらしいですが、Linuxだと、一つの物理コアに複数のタスクを割り振って、異常に遅くなることがあるらしいです。
なので、LinuxではHTを無効にするのが常識らしいですよ。

Posted by: じゃがいも at 2006年07月25日 16:40

タスクの振り分けではOSは関係ありますが、
キャッシュコヒーレンシ制御には関係ないでしょう。
どうタスクを振り分けてもキャッシュに書き込む時は
全コアのキャッシュをInvalidateしないといけませんし。

Posted by: sq at 2006年07月25日 17:24

> Windowsは片方の物理コアにタスクが集中しないような
> 仕組みがあるらしいですが、

「均等にタスクを割り振る」のはSMPという技術ですが、
物理・論理コアを区別するわけではありません。

むしろ物理・論理コアの区別なく割り振ってしまうのが
問題の原因となる場合が多いので、HTとは相性の悪い
技術といえます。

LinuxもKernel2.6以降はSMPに対応しています。

なお、上のほうに書いたダイサイズと歩留まりの関係
ですが、「歩留まり(良品率)」ではなく、不良品率が
ダイサイズの二乗に比例する、というのが正しいです。

失礼しました。

Posted by: 通りすがられ at 2006年07月25日 21:02
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