2006年05月09日
ConroeとMeromは"Core 2 Duo"
ConroeとMeromは"Core 2 Duo"と呼ばれるみたい。
・ Intel 日本語プレスリリース
・ Intel、次期CPU“Conroe/Merom”の製品名を「Core 2 Duo」に決定 - PC Watch
・ Intel's Conroe, Merom get a name: Core 2 Duo - TG Daily
・ Announcing Intel Core 2 Duo - DailyTech
COMPUTEX 2006でデモが予定されているConroeとMeromは、Yonahに続く2世代目のCore CPUということで"Core 2 Duo"とネーミングされる模様。またConroe XEと呼ばれるハイエンドCPUは"Core 2 Extreme"とのこと。
そいえばデスクトップCPUはこの世代から"Pentium"という名称ではなくなるんですよね。
橋本新義さんの「あのに・すなる - この“2”に込められた意志は、重いか軽いか?」に書かれていますが、Yonahの"Core Duo"はわずか半年間で旧世代になるわけですね。また"Core 2 Extreme"に「Duoがない」部分の考察は興味深いです。
Conroeは7月から、Meromは8月から出荷とのこと。結構早いかも^^;
なおTG Dailyによると、INTELが主張するには「2.66G Conroe (Core 2 Duo E6700)は Athlon64 FX-60(2.6G)よりも、PCWorldbench 5で17%、Sysmark 2004 SEで29%、PCMark05で30%、Webmark 2004で32%ほどベンチスコアがいい」ようです。
●デスクトップ版Conroe :Core 2 Duo Eシリーズ (TDP 50W以上)
- Core 2 Duo E6700 : 2.66G (266x10)/FSB 1066/L2 4MB
- Core 2 Duo E6600 : 2.40G (266x09)/FSB 1066/L2 4MB
- Core 2 Duo E6400 : 2.13G (266x08)/FSB 1066/L2 2MB
- Core 2 Duo E6300 : 1.86G (266x07)/FSB 1066/L2 2MB
- Core 2 Duo E4200 : 1.60G (200x08)/FSB 800/L2 2MB
●ハイエンドデスクトップ版Conroe XE:Core 2 Extremeシリーズ
- Core 2 Extreme E8xxx :3.33G (333x10)/FSB 1333/L2 4MB
●モバイル版Merom :Core 2 Duo Tシリーズ (TDP 25-49W)
- Core 2 Duo T7600 : 2.33G (166x14)/FSB 667/L2 4MB
- Core 2 Duo T7400 : 2.16G (166x13)/FSB 667/L2 4MB
- Core 2 Duo T7200 : 2.00G (166x12)/FSB 667/L2 4MB
- Core 2 Duo T5600 : 1.83G (166x11)/FSB 667/L2 2MB
- Core 2 Duo T5500 : 1.66G (166x10)/FSB 667/L2 2MB
●現在発売中のYonah
- Core Duo T2600 : 2.16G (166x13)/FSB 667/L2 2MB
- Core Duo T2500 : 2.00G (166x12)/FSB 667/L2 2MB
- Core Duo T2400 : 1.83G (166x11)/FSB 667/L2 2MB
- Core Duo T2300 : 1.66G (166x10)/FSB 667/L2 2MB
- Core Solo T1300 : 1.66G (166x10)/FSB667/L2 2MB
通販情報
・ Yonah 関連商品 :FAITH、TSUKUMO、クレバリー、ドスパラ、ブレス
[Yonah対応のPC] SYCOM G-Master Duo、TWOTOP VIP (i975Xa-YDG)
[BTO可能なカスタムPC] ツクモ、SYCOM、クレバリー、ドスパラ、TWOTOP、FAITH
毎度思うけどIntelって自社製品もろとも粉砕するラインナップ出すよね。
Core DuoでPenDやPen4 XE 9xxの意義が謎になってしまったし…
Core 2 Extremeはそりゃもう凄まじいでしょう。
Athlon64x2で4GHz以上相当ともいわれています。
ConroeXEは、Athon64FX51の時に似ていて、FXにはK8の優位性を明確にする意図がありましたね。
Pen4が、デュアルチャネルとHTTをFSB800MHzを付加価値として付けてきたため、Athlon64 3200+では圧倒的とは言えなくなって、FXが急遽作られたと解釈していたが、その後、対抗手段として、Pen4にもXEブランドが作られました。こちらもサーバー版を転用ししましたから、FXと同じです。
何の因果か、そのXEがかつてのFXと同じ役目を果します。
登場から、やられっぱなしのXEが、3年越しでFXに借りを返すみたいな、面白さもあります。
新Core系は現状のマザーボードやメモリの深刻な問題を整理出来ないまま出すのかなぁ?
良いモノなんだけど反面台無しにされてる所もあるんですよね。
2Duoラインナップではその辺改善されてる事を願いたい。
しかし65nm+真のデュアルコアがIntelCPUをここまで変えるか…
AMDが出す製品はどこまで変わるかねぇ。
実質的にはYonahをEM64Tに対応させただけな気がするんですけどね。
それで「第2世代」というのは・・・まぁ、マーケティング上の問題ですが。
K8はRev.Gでコア再設計してるみたいですし、L2も共有になるらしいのである程度は対抗できるのではないかなぁとは思います。
DDR2化による性能向上はクアッドコアとかになれば生きてくるかも(デュアルコアくらいだと帯域よりレイテンシでかいせいであまり・・・)。この面はIntelと違って内部にメモリコントローラを持ってるK8系の方が有利でしょうね。
それでも、当面は厳しいでしょうし、Rev.Gが出ても追いつくかどうかは不明って感じでしょうか。
>実質的にはYonahをEM64Tに対応させただけな気がするんですけどね。
Yonahとmeromはコアも改良されてますよ。
詳細は忘れましたが内部命令変換の仕組みとか分岐予測の強化とかされていたはず。
>実質的にはYonahをEM64Tに対応させただけな気がするんですけどね。
それで「第2世代」というのは・・・まぁ、マーケティング上の問題ですが。
ここ、笑うところ。
Pen DやPen4 XEは元々つなぎでしょう。
OCで2.72Gとかみると、XEがセレクトとはいえ3.3Gで保証できるような気はしませんね。
となると、+20%の性能向上を大きいと見るかどうか。
元が25fpsで30fpsになるなら快適性が増すかな。EQ2の「平均的」がまさにその辺ですが、、、
買い換えるほどじゃないけど、選べるならConroeをって感じですかね。
1.5倍くらいならいいのになぁ。凡人のわたしは、今回パスでAMD待ちになりそう。最近はCPUよりサウンドに金が回ってたり、、、
Rev.Gでのキャッシュ共有は、クアッドコアOpteron用の
L3キャッシュはそうなる予定を関係者が明かしているよう
ですが、L2については特に言及されていません。
シングルコアRevGと思われるダイ写真を見ると、従来と
同様DRAMインターフェースがL2周辺を取り囲んでおり、
L2共有が想定されてなさそうな構造です:
もっとも、これが最終的なダイかどうかはなんともいえない
ので、これだけで推定するのは危険かもしれませんが。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0424/kaigai263.htm
> となると、+20%の性能向上を大きいと見るかどうか。
20%の性能向上というのは、FX-62(2.8GHz)相当の
Athlon FXに対する2.66GHz Conroeの性能アドバンテージ
ですね:
http://nueda.main.jp/blog/archives/002045.html
「凡人」と称する人がお持ちの一般的なCPUに対してなら、
相当な性能向上が期待できそうです。
なおConroeのOCについてはこちらの記事についてのものと
思われますが:
http://nueda.main.jp/blog/archives/002106.html は
これはあくまでベンチ結果をたたき出すためにベースクロック
を引き上げてトライした結果ですので、これをもってOC限界を
云々するのは無理があると思われます。
もっとも3.33GHzのXEの下、通常ラインナップは2.66GHzまで
離れてますから、相当な選別が必要なレベルなのは間違い
なさそうです。
>OCで2.72Gとかみると、XEがセレクトとはいえ3.3Gで保証できるような気はしませんね。
となると、+20%の性能向上を大きいと見るかどうか。
すでにMeromを入手された方の実験では、3.4GHz近くでの動作もされているようです。
また、20%は大きな差ですよ。
しかも、同カテゴリーでの比較ではなく、AthlonハイエンドとCore2メインストリームカテゴリーとの比較ですから。Athlon64FXカテゴリーは、成り立たたなくなるので、なくなる可能性もありますね。
存在したとしても、実質、ユーザーの選択肢からは外されるでしょう。
>凡人のわたしは、今回パスでAMD待ちになりそう。
20%Upを軽視する人が、Rev.Gに何を期待するのか?と逆に思います。
Core2 X 3.33GHzとCore2 Duo2.66GHzとで、大きく離れているのは、間に2.93GHzと3.2GHzが予定されているからだと思いますが、3.33GHz以上の予定はわかりませんね。4コアに移行するのかな?
…オーバークロックですか。
安定しているって人の所に行って使わせてもらい、短時間で異常起こす私から見た場合
やっぱり勘弁プリーヅってかんぢ。
…インテルって上手だなぁ、
期待させるような情報開示の仕方が。
PenMの時は実物出るまであれだけ期待させておいて、モノが出た時のみんなの反応と言ったら
ホントに「波が引く」ようでしたね。
…利益を得やすくするには技術の小出しが手っ取り早いようで。
「最新と言う言葉に反応する人たち」が何かしら盛り上げてくれるし、
「以前より○○ほど向上!?」って宣伝文句が作れるだけでも効果的。
……若いってイイよね。うんうん。
製品駄目。マーケティング駄目のAMDに、シェア40%は達成不可能な数字だな。
これから、15%を下回る低迷期に入るだろうね。
http://www.xbitlabs.com/articles/cpu/display/pentium-ee-965_11.htmlConroe2.66GHzとFX-62との比較で
20%と言えば、FX-60と、ゲームで駄目子ちゃんのレッテルを貼られてるPenXE965との差より大きい。
http://journal.mycom.co.jp/photo/articles/2006/04/06/idf1/images/017l.jpg
ここでのConroe2.66GHzとPenD950の比較を、そのまま、XbitsのPenD950ベンチマークスコアに当てはめると、FX-60を20%以上、上回るスコアになる。
前出のXbitsのベンチでも、PenXEがFX-60を逆転してるスコアもあるわけだから、総合的判断をすればにPenXEとFX-60とでは20%の差はついていない。
実際のConroeがその他のスコアでどの程度の数字をたたき出すかは、不明だが、PCMark05で30%UPの例で言えば、およそ8000ほどとなりそうだ。
http://techreport.com/reviews/2006q2/core-duo/index.x?pg=7
この辺の比較だと、最低レベルの予想でYonah並(ありえないが...)としても、クロック辺りの比較で、FX-60は上回るように思われる(ちなみにCinebench 2003で、CoreDuoが低いのは、32Bit版だからであろう、64Bit版が使えるConroeであれば、同一クロックのAthlon64 x2に逆転すると思われる)。
。
> Core2 X 3.33GHzとCore2 Duo2.66GHzとで、大きく
> 離れているのは、間に2.93GHzと3.2GHzが予定されて
> いるからだと思いますが、3.33GHz以上の予定はわかり
> ませんね。4コアに移行するのかな?
当面(3四半期?)はクロック上限を据え置く見込みのようです:
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0209/kaigai241.htm
プロセス改良の進捗とAMDの動向次第で変わってくるでしょうが、
熱設計には意外に余裕がないことから、クロック向上の余地は
それほどないかもしれません。
> 3.33GHzのXEの下、通常ラインナップは2.66GHzまで
> 離れてますから、相当な選別が必要なレベルなのは間違い
> なさそうです。
普通のデスク用はTDP65W程度と決めているからあのクロックなのであって
85W以上とかでも問題のないXEではそんなに無理な選別ではないと思いますよ。
まだ情報は出ていませんがおそらくXEではTDP枠も拡大される
でしょうね。
しかし、Conroe世代では高効率化の代償でTDP枠より熱密度
の問題が深刻になっています。
コアサイズから推定するとTDP65Wとしても既にPrescott P4
なみの熱密度のため、発熱量は少なくても温度を低く抑える
必要があります。
従って、やはりコアの十分な選別により発熱を最小限に抑える
必要がありますし、その上で冷却機構がそれなりのものが
必要になるでしょう。
>当面(3四半期?)はクロック上限を据え置く見込みのようです
後藤さんの記事ですね。
それは後藤さんの少し前の記事ですし、後藤さんは、確度が高くないと、記事にしません。
2.93GHzと3.2GHzに関しては、時期の変動は想定されるものの、投入されると思います。
3四半期更新しないとなると次の45nmシュリンク版の登場は
2008年初旬の予定なので、その登場までに1回更新されるか
どうか、ということになります。
前述の熱密度の問題もある以上、TDP65W枠維持での高クロック
化にはある程度プロセス面での改良が必要と考えられるので、
それなりに時間が必要なのでは、と個人的には予想します。
ただ、実際に出るかどうかの鍵を握っているのはおそらく、
AMDの今後の性能向上度合いではないでしょうか。
AMDがIntelの優位性を脅かすようなCPUを出してくれば、
多少無理をしてでも出してくるでしょうね。
PenXE965がダメダメなのは、MBが特殊でメモリーも高いにもかかわらず速度が遅いからでしょ(爆熱もあると思うが)。
Athlon64 4000+とたいして違わない(か遅い)のに、3倍の金は掛けられないという普通の判断がまずあって、それでもせめてFXより早ければ、存在意義を見出してくれる人もいるかもしれない、しかしそれもダメなんで、ダメダメってことですね。速度差だけ見てるわけじゃないです。
Conroeはいいんじゃないですか。買い換えの動機になるほどではないですが。その時期に新しく組むなら友人にも勧めます。ただし、価格含めて安定まで3~4ヶ月待てるならという話ですね。
「パスする=AMDにだけ期待する」わけではありません。
Posted by: pig at 2006年05月15日 15:38>TDP65W枠維持での高クロック
化にはある程度プロセス面での改良が必要と考えられるので、
それなりに時間が必要なのでは、と個人的には予想します。
それは、E6700が実際何ワットなのか?がはっきりしないと判りませんね。
2.33GHzまでが、34W枠であれば、2.66GHzが65Wに近いとは思えませんし。仮に50Wぐらいならまだ余裕があります。
Posted by: Conroe解体新書 at 2006年05月15日 19:05>PenXE965がダメダメなのは、MBが特殊でメモリーも高いにもかかわらず速度が遅いからでしょ(爆熱もあると思うが)。
DDR2のほうがすでに安いんだけどな。しかも今後使えなくなるDDR400よりもいいと思うがね。
ま、普通の判断をすると、FXも要らないけどな。と言うかFXのほうこそ要らないけどな。次のハイエンド自作にはメモリ流用できないし。
DDR2安くなってるんですね。びっくり。667はまだ若干高いようですが。
もっとも667でいいのかって話もあるんで難しい時期ですね。
FXも所詮買わないんですけど、同じMBで使えるところがミソです。
DDR2 533はDDR400より遅いようなのでパス。
すごいコメント量ですね、コンローは関心が高い事には驚かされます。
しかしながら、CPUだけでPCを語る風潮っていうのは陳腐な印象を受けます。
パソコンはCPUだけで動くわけではなく、チップセットも重要なのではないでしょうか?
AMDは未だチップセットビジネスを展開できておらず、その遅れはシェアの低迷を、さらには会社の質が現れていると思います。
PCをトータルで考える企業と、局所的に考える企業。CPUの性能以前に、もっと広い視野で考えてみてはいかがでしょうか。
Posted by: 通りすがり at 2006年05月17日 00:42こんな所でIntel社員の書き込みを見るとは思わなかった。
と思うぐらい↑のレスが社員ぽすぎる
> 2.33GHzまでが、34W枠であれば、2.66GHzが65Wに近いとは
> 思えませんし。仮に50Wぐらいならまだ余裕があります。
おそらくMeromの情報からTDP34Wという数値が出てきたのだと
思いますが、こちらの記事元にあるように、Meromは全てが
この枠に収まるわけではないようですね。
以前よりTurboなる高速な分TDPが42Wに増えるモードがあると
いわれていましたが、TDP上限は49Wまで広がったようです。
割高な分、高クロック動作可能な石を適用してTDPを抑えられ
るMeromでさえこのTDPということは、E6600クラスが34Wで済む
とは考えにくく、少なくとも50W近いと考えるのが自然ですね。
となると、E6700のTDPも推して知るべし、でしょう。
ともあれ、技術的な面より重要なのは、やはりAMDが今後どこ
まで性能を伸ばしてくるかが最も影響があると思われます。
そこで優位性を脅かされなければ、高クロック品を出す必要は
マーケティング上少ないでしょう。
むしろ高価なXEとの性能差を明確につけておく方が得策と
考えられます。
(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)