2006年04月05日
ATIの次期ハイエンド X1950XTX (R590)の情報
X1900XTXの80nm版 X1950XTX (R590)の情報が掲載されています。
・Radeon X1950XTX (R590) の情報 - HARDSPELL
1月に発表されたX1900の80nmプロセス版となるX1950 (R590)が予定されている模様。コア750MHz・メモリ1800MHzとVGAでは共に最高のクロックを実現していますが、コアのプロセス変更や新設計のHSF(ヒートシンクファン)により、熱とファンノイズは低減しているとのこと。
◎X1950 XTX :750/1800MHz、48ps?/16TMUs?/8vs?/16ROPs?、256-bit、80nm
- X1900 XTX :650/1550MHz、48ps/16TMUs/8vs/16ROPs、256-bit、90nm
- X1900 XT:625/1450MHz、48ps/16TMUs/8vs/16ROPs、256-bit、90nm
- 7900 GTX :650/1600MHz、24ps*/24TMUs/8vs/16ROPs、256-bit、90nm
- 7900 GT :450/1320MHz、24ps*/24TMUs/8vs/16ROPs、256-bit、90nm
シェーダー数は不明ですが、現状のX1900と7900でもベンチ比較ではほぼ互角のスコアのために今回のクロックの向上だけでも差が広がると思われ、シェーダー数をあえて増やす必要はないでしょうね。NVIDIAでいうと7800 GTX 512 → 7900 GTXのモデルチェンジのように、消費電力や温度を抑えたという感じでしょうか。
発売時期は不明ですが、同じ80nmプロセスのX1700 (RV560/RV570) は第3四半期に発売予定なので、同じ時期に発売されるかもしれませんね。
参考データ (7900とX1900などの比較)
- 3DMark 2003/2005 スコア :THG、PCP
- 3DMark 2006 スコア :Tech Report、FiringSquad、PCP
- 最大消費電力 :Tech Report、AnandTech (7900とX1900の比較)
- 温度測定 :[H] Enthusiast (7900とX1900の比較)
通販情報
・X1900:FAITH、TSUKUMO、クレバリー、ドスパラ
・GeForce 7900 :FAITH、TSUKUMO、クレバリー、ドスパラ
・GeForce 7600 :FAITH、TSUKUMO、クレバリー、ドスパラ
[BTO可能なカスタムPC] ツクモ、SYCOM、クレバリー、ドスパラ、TWOTOP、FAITH
Posted by nueda at 2006年04月05日 00:54 JST | トラックバック | ホームに戻る7800GTX512→7900GTXほどの消費電力の下がりは期待できないと思います。
まずひとつめはプロセスの縮小率が、110nm→90nmより90nm→80nmのほうが縮小率が低いこと。
メモリーが高速化されていること。
逆に動作クロックの上昇率は7800GTX512→7900GTXより低いわけですが。
7800 GTX 512→7900GTXの消費電力低下は、およそ10W程度と思われていますが、個人的な予想ではマックスで10w低下、ミニマムでは微減程度と予想します。
むしろ、性能を上げながら、消費電力を増やさずの効果を狙っていると思います。
発熱はヒートパイプ付とのことで、7900GTXのような優秀なクーラーに付け換えて、放熱効果を高めているのでしょうから、こちらはそれなりの効果はあるでしょうね。ファンノイズはクーラーが優秀なら、当然抑制されるはずです。
Posted by: 力の不近衛 at 2006年04月06日 09:59リーク電流の影響が顕著になってきた最近のプロセスでは、
プロセスルールの幅自体やその縮小比から消費電力を
予想するのは難しく、トランジスタ構造など、どのような
リーク削減対策が採用されたかの方が影響大です。
まあ、その点でも90nm>80nmでの改善はほとんどない
ようですので(むしろ90nmの設計をほぼそのまま適用
できるのが80nmプロセスの強みですから)、あまり
省電力化は期待できませんね。
再設計で90nmとの情報もありますね。
ココに来てATiにも勢いが出てきて嬉しい限りです。
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