2005年12月30日
コンパクトフラッシュを使う、i-RAMのCF版みたいなものが発売
コンパクトフラッシュを利用する3.5インチHDサイズ互換のアダプタSDB35CFが発売された。
- シリコンディスクビルダー:SDB35CF 製品情報
- 秋葉原の発売情報AKIBA PC Hotline!、Akiba2GO! 、アキバ総研
「シリコンディスクビルダー」と名付けられたこの製品は、CFを最大で4枚装着でき、それをIDE(Ultra ATA/100)またはSerial ATA(転送速度1.5Gbps)接続RAMディスクとして利用できる。DDR SDRAMモジュールで同様の機能を実現するGIGABYTEの「i-RAM」の、言わばCF版だ。
DDRメモリを使うi-RAMに続き、今回はコンパクトフラッシュを使うアダプタが登場しましたね。i-RAMとシリコンディスクビルダー(以下SDB)を比較した場合メリットとデメリットはこんな感じでしょうか。
<メリット>
- 8GBx4で32GBの大容量のRAMディスクが作れる。すんごい高いけど(^^;
[2G以上のCF価格 一覧 - coneco.net、CF商品一覧 - 楽天市場]
- 3.5インチベイに設置できるので、貴重なPCIスロットを使わなくてもよい。
- IDEとSATAデュアルI/F搭載のため、古いPCでも使える。
- バッテリーレスでデータ保持ができる。
<デメリット>
- i-RAMよりも遅い。
- 同容量・同型番のCFを2枚または4枚で使用しなくてはならない。
(ストライピング動作のため複数枚数装着が必須)
i-RAMの場合は手持ちの余ったメモリを使うという感じでしたが、SDBの場合だとさすがに余ったCFという人は少なそう。ただ現状のi-RAMが事実上4GBしか使えないし、i-RAM2の予想仕様でも「DDR2 8スロット (最高16GB、実質8GB?)」という話があるため、4GBや8GBのCFを使えば大容量のシリコンディスクができるSDBは意外とニーズがあるかもしれません。
またhermitage akihabara -the voices- 12月28日(木) によると、「来年にはSDカード版のリリ-スを予定しているとのこと」。SDカードだとメディアのサイズが小さいので、さらなる大容量化にも対応できそう。参考までに「2G以上のSD価格 一覧 - coneco.net」です。
余談ですが、昨日は寺町ブログさんと寺町散策をしておりました。早速京都にも売っていましたので、興味のある人はぜひ。
通販情報
・ シリコンディスクビルダー(SDB35CF)、コンパクトフラッシュ(クレバリー)
[SDB35CFでType2規格およびマイクロドライブはご利用になれません]
[BTO可能なカスタムPC] ツクモ、
SYCOM、クレバリー、ドスパラ、
TWOTOP、
FAITH
[SLIのカスタムPC] ドスパラ、SYCOM、TSUKUMO
(P180ケース使用)
はじめまして。いつも有用な情報をありがとうございます。ここ半年ほどは毎日チェックさせていただいています。
i-RAMより遅いにしても、ランダムアクセス性能ならHDDを圧倒できそうですね。しかし、フラッシュメモリは書き換え回数の制限による寿命が気になります。ランダムアクセス性能を生かすなら、キャッシュ・スワップ領域や作業領域として使いたいところですが、使うほどに早く壊れるのでは…。
Posted by: mcotto at 2005年12月31日 21:24メーカー公称値で50MB/sec前後…、i-RAMは100以上出てましたっけ
自分のHDDがどの程度の数値なのかが分からないですが、これはかなり面白い製品ですね~
速度は劣るとは言え、それ以上に「大容量・バッテリーレス」は自分にはとても大きいです
最近CFよりもSDが安くなっている事を聞いたので、これのSD
版を期待しています。
正直15000円を超えてしまうと買う気が起きませんが、それ以下なら本気で検討してます(^^)
i-RAMの場合は速度的メリットもありましたが、こちらはどちらかというと静穏パーツ的位置づけなのではないでしょうか?
Posted by: Cappuccino at 2006年01月03日 01:12静音+大容量って感じでしょうか。
でも大容量で使うとすんごいコストかかりそうですけどねー。
SDB35CF+8GB*4枚・・・結果
通常のHDDの方が早い、意外な結果にもったいない思いです。
最近は32GBのSSDが入手できますから、今後はこちらが本流になりそうですね。
Posted by: nueda at 2007年05月13日 13:11(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)