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GIGABYTEがデュアルGeForce 6800 GTカード GV-3D1-68GTを発表

GIGABYTEがデュアルGeForce 6800 GTカード GV-3D1-68GTを発表した。

・ GIGABYTE Unleashes 3D1-68GT VGA Card - OCW
・ Gigabyte releases 512 MByte, dual-chip graphics card - THG

5月にTHGで紹介され、6月はじめのCOMPUTEXにも展示(THG)されていた、GIGABYTEのデュアルGeForce 6800 GTカード GV-3D1-68GTが発表された。

GIGABYTEのデュアルGPUカードは、今年2月にデュアル6600GTカード GV-3D1、今年4月にデュアル6600無印カード GV-3D1-XLが発売されており、これは3つめとなる。搭載メモリは512MB(256MBを各GPUで使用)。ASUSやMSI、Leadtekなどの他社デュアルGPUカードはイベントで展示されることはあっても未だに発売されていない。このカードで気になるポイントを。

(1) パフォーマンス
3DMark03で20400超、05で10000弱というもの。単独カードのスコアとしては確かに素晴らしいのですが、上位機種の7800 GTXが発売済のために今となってか魅惑のスコアに見えないかも。参考までに約1年の沈黙を経て登場したNVIDIA「GeForce 7800 GTX」- PC Watchで7800GTX SLIとシングル、6800GT SLI(=GV-3D1-68GT相当)とシングル、X850 XT PEが比較されているので参考になる。
- 3DMark05 Build 1.2.0
- 3DMark03 Build 3.6.0
- DOOM3
- FINAL FANTASY Official Benchmark 3

(2) マザーボードの互換性
最初の3D1よりもマザーボードの互換性が拡がったとあるのですが、前回同様自社製マザーボードとのバンドル販売になるのかどうかは不明。SLIマザーは必須でしょうが。

(3) ボードのサイズ
"fits in a normal ATX case"とあるので、少し大きめのケースなら入るかも。ただしヒートシンク＋ファンの厚みもあるし、かなりの発熱があると思われるので、購入するには相応の覚悟が要りそう。電源容量も無視できないでしょうね。

(4) 値段・発売予定日
値段・発売予定日ともに今回のプレスリリースでは触れられていませんが、前回の紹介では、「6800GT 2枚分よりは10-15%安く、680-700US$」とありますね。もっとも7800 GTXが6.5万円前後で買えることを考えると割高感は否めないですね。
発売日については同じく前回の紹介で「店頭に並ぶのは7月終わりから8月はじめ」とあったので、時期的に考えると変わっていないかもしれません。

7800 GTXが発売された今となってはあえてGV-3D1-68GTを選ぶという理由が見当たらないですね。「でかい・熱い・高い」わりには性能がさほど変わらないと思うので、「ともかくGIGABYTEが好き」とか「変わったVGAを集めている」という層にしか受けないかも。まあ対外的に技術力の高さをアピールするために発売されるのかもしれませんね。

関連情報
・ASUSのデュアル6800Ultraカード EN6800Ultra DUAL
・Leadtekのデュアル6600GTカード WinFast Duo PX6600GT TDH Extreme

通販情報
・GeForce 7800 GTX搭載カード ：TSUKUMO、クレバリー、ドスパラ、FAITH