PINUPS - 上田新聞 blog版

ATI R520とATI SLIの追加情報

techPowerUp!に掲載されているATI R520とATI SLIの情報。
R520って、600US$ ～ 700US$の予定らしい。

・ ATI R520 / ATI SLI - techPowerUp!
・ ATI R520 'Fudo' has 300-350 millions of transistors - The Inquirer

まずR520 'Fudo'について既出の内容とあわせて再編集するとこんな感じか。[ ]内はX850 XT PE(R480)のスペック。

- 発表 ： 05年5月から6月。Computex台湾で発表。 [04年12月]
- 製造プロセス ：90nm TMSC [130nm]
- トランジスタ ：3～3.5億 [1.6億]
- パイプライン：32(24real) [16]
- コアクロック ：700MHz(256-bit) [540MHz(256-bit)]
- メモリクロック ：1.6GHz(GDDR3/1.25ns) [1.12GHz(GDDR3)]
- メモリバス ：256-bit [256-bit]
- メモリサイズ：256MB/512MB (内部では1GBもサポート) [256MB(/512MB)]
- マルチ対応 ：あり。AMRまたはMVP
- HD出力 ：HDTV、HDCP出力サポート
- アーキテクチャ ：WGF 1.0 (Longhornサポート)、ShaderModel 3.0
- 価格 ：600US$ ～ 700US$ (メモリ価格やコア製造の歩留まり状況にもよる)
- その他 ：RIALTO搭載のAGP版もあるらしい

R520関連情報
- ATIのR5xxはハイエンドからローエンドまでカバー
- X950XT(R520)の仕様？
- R520とNV50のスペック？
- AnandTechのフォーラムにR520のスペック？

またATIの'SLI'については、AMR(ATI Multi Rendering)ともMVP(Multi Visual Processing)とも呼ばれているみたい。

マルチでのレンダリングについては、下のリンクにあるX-bit labsに「Multiple ATI RADEON X800 XT boards cooperatively rendering a single frame」とあるのですが、techPowerUp!によれば1つの画面を小さなタイルに分割しそれをミックスするとあり、SLIのSFR(1つのフレームを上下に分けて2つのGPUがそれぞれ担当する方式)とも異なっているみたいですね。

またSLIを可能にするチップはR4xxとR520のみで、既出のとおり接続ブリッジは不要。2枚のカードに制約されていないみたいです(いわゆる一般ユーザーは2枚までしか使えないでしょうが(^^;)

ATIの'SLI'関連情報
- ATIのAMRの概要？
- CeBIT 2005のATIブースでAMRのデモ