PINUPS - 上田新聞 blog版

最新のSempronのベンチマーク結果など

HKEPCに最新のSempron情報が掲載されている。ベンチマーク結果もある。

First Sempron processor report - HKEPC Hardware （英訳版)

構成は4部で、Sempronの概要(ポジショニングやロードマップ)、Socket754版の紹介、SocketA版の紹介、ベンチマークと総括となっている。では各ページの気になる部分へのコメントを。

AMDのプレゼンテーション資料によるロードマップでいきなり気になるのが、05年のQ1に予定されているSocket939版Sempron 3500+/3200+はOEMしかないという部分。まあ最終的にはMobile Athlon(モバアス)のようにバルクで販売になるのだろうが。また05年Q2の"No Athlon XP"が涙をさそう。

Socket754のSempron 3100+の写真は、「Socket939 Athlon64 CPUのリリース予定表」内のリンクでも紹介してるのだが、その写真のOPN(Ordering part numbers)"SDA3100AIP3AX"に対してFab51のitaさんから興味深いコメントがある。
CPUのコアは1.45Vで、AthlonとSempronの相違点一覧がある。

またAthlon 64 2800+と同クロックでしかもL2が半分しかないSempronのPRレイティングがなぜ3100+なのかとあるが、SempronのレーティングはSocketA版を含むSempron内での相対的なパフォーマンス比較から算出されたものと思うのだけど。

SocketAのSempron 2800+のOPNは"SDC2800DUT3D"とある。モデルナンバーの意味については、ここを参考にしてください。

最後のベンチは興味深い組み合わせで行われている。
・Socket754：
Athlon64 3000+ (2G・512K)、2800+ (1.8G・512K)、Sempron 3100+ (1.8G・256K)
→ L2の倍の2800+とほぼ同じようなスコアだ。

・SocketA：
AthlonXP 2800+ (2.25G・256K・166)、2400+ (2G・256K・133)、Sempron 2800+ (2G・256K・166)
→ スペック順のどおりのベンチ結果となっている。

関連情報
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