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2004年06月26日

Maxtor 250GBのNCQのベンチマーク

AnandTechに、Maxtor's MaXLine III 250GBのNCQのベンチマークが掲載された。

Maxtor's MaXLine III 250GB: Bringing 16MB Buffers and NCQ to Hard Drives - AnandTech

MaXLine IIIはMAXTORが先日発表した、ATA133/SATA対応の7,200rpmの3.5インチの最新鋭HDDだ。
主な特長はNCQ(ネイティブ・コマンド・キューイング)対応(= ランダムアクセスの向上)と業界初の16MBキャシュを搭載(= シーケンシャルアクセスの向上)、MAXTORでは初となるSATAネイティブ対応ということだ。これにより従来のHDDと比較してどこまでパフォーマンスが向上したのが気になるところである。

現状でNCQに対応するチップセットは、残念ながらINTELの新チップセットである915/925用のサウスブリッジICH6( リコールの原因となったヤツですね )だけで、Intel Application Accelerator 4.0が必須のようだ。

AMDユーザーとしては非常に残念なことだが、SATAコントローラの標準インタフェースを提供するというAHCIの策定をINTELが中心になって行なわれたことを考えると仕方ないのかもしれない。
Intel、AHCIの最終仕様をリリース - SATA IIの新機能に最適化 - MYCOM PC WEB

一番最初のベンチは、「純粋な」ハードディスクの性能を測定するためにINTELのIPEAKユーティリィティが使われているのだが、ここでは10,000rpmのWD RaptorII 74GBを押さえて、MaXLine III 250GB NCQが一番になっている。また3位にもNCQではないMaXLine III 250GBが入っており16MBキャシュと100GBプラッタのポテンシャルの高さが感じられる。
その他のベンチマークでもrpmの高いWD RaptorII 74GBに拮抗するパフォーマンスを見せており、マルチタスク・テストでも優秀なスコアを弾き出している。

にしてもこれだけのパフォーマンスをAMDユーザーは見てるだけというのもツライねえ。
まあ915/925xを買えばいいのかもしれないが、ちょっとなぁ。
NCQ対応させていないMaXLine III 250GBも十分速いのがせめてもの救いかな。

最後にAnandTechのコメントから。ここまでいうかー。現時点ではPCI ExpressよりもNCQを高く評価してるみたいですね。
「While Intel's latest chipsets don't offer any tangible performance benefits to current users, the NCQ support alone may be able to convince some to upgrade. 」

関連情報
シーゲートの新しいHDDラインアップ (NCQ対応のHDD情報あり)

Posted by nueda at 2004年06月26日 01:31 JST | トラックバック | ホームに戻る
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