PINUPS - 上田新聞 blog版

GeForce GTX 750 Ti とCore i5-4670K を150WのACアダプタで使ってみました

ASUSイベントがBUYMORE大阪日本橋店で開催された時に、デモ用のハイエンドGPU搭載PCの中に、Mini-ITXのケースに入ったCore i5 (型番不明、Sシリーズ)とASUS GTX750TI-PH-2GD5を組み合わせたPCが160WのACアダプタで稼動しているのを見かけました。

私もCore i5-4670Kを150WのACアダプタで動かしているので、ASUS GTX750TI-PH-2GD5を買って、どこまで3D性能が出るのか試してみることにしました。

●GeForce GTX 750 Ti 通販情報 ：アーク、TSUKUMO、PCワンズ、ドスパラ

●ベンチ測定環境
- OS： Windows 8.1
- CPU： INTEL Core i5-4670K (4C、3.4GHz/TB OFF)
- マザーボード： GIGABYTE GA-Z87N-WIFI
- 外付GPU： ASUS GTX750TI-PH-2GD5 (補助電源コネクタなし)
- CPUクーラー： PROLIMA TECH Samuel 17
- CPUクーラー用ファン ： GELID Silent12 PWM (12cm 25mm厚)
- メモリ： G.Skill F3-2133C9D-8GAB
- ストレージ： SAMSUNG 840 Pro SSD 256GB
- ケース： SilverStone SST-SG05B-B
- ACアダプタ： Abee AC150-AP04AA (150Wモデル)

◎Mini-ITXのCore i5-4670K＋ASUS GTX750TI-PH-2GD5＋AC150-AP04AA

●設定
CPUをAUTOの設定にしてGeForce GTX 750 Tiを差すと、当然150Wを超えるので、様々な設定を試した結果、CPU Vcoreを1.130Vに落として、ターボ・ブーストをOFFにし、最大クロックを3.4GHzにしました。その結果、通常の用途では150Wを超えることがなくなりました。メモリはDDR3-2133(1.65V)のまま使っていますが、ここを落とせばさらの消費電力が減ると思います。GPUについては初期設定(＝リファレンスクロック)のままで使用しています。

◎UEFIの設定画面

◎GPU-Z

●消費電力 (ワット数はSANWA SUPPLY ワットモニター TAP-TST8で目視確認)
- 起動時の最大ワット数：89W
- アイドル時のワット数：38W
- OCCT CPU時の最大ワット数：130W
- OCCT GPU時の最大W数：130W
- OCCT Power Supply時の最大ワット数：180W
- Prime95時の最大ワット数：128W
- MHF 大討伐 ベンチ時の最大ワット数：119W
- ドラゴンクエストＸ　ベンチ時の最大ワット数：123W
- FF14 新生エオルゼア ベンチ時の最大ワット数：143W
- Prime95+FF14 新生エオルゼア ベンチ 同時処理時の最大ワット数：182W

●ベンチマーク結果
◎3DMARK [3DMARKのスコア]

◎FF14 新生エオルゼア キャラクター編ベンチ 1280x720
・標準品質/ウィンドウ表示/1280x720 ：21952 (非常に快適)

◎FF14 新生エオルゼア キャラクター編ベンチ 1980x1080
・標準品質/ウィンドウ表示/1980x1080 ：12932 (非常に快適)

◎ドラゴンクエストX ベンチマーク 1280x720
・標準品質/ウィンドウ表示/1280x720 ：18454 (すごく快適)

◎ドラゴンクエストX ベンチマーク 1980x1080
・標準品質/ウィンドウ表示/1980x1080 ：17116 (すごく快適)

◎MHF 大討伐 ベンチマーク 1280x720
・ウィンドウ表示/1280x720 ：15915

◎MHF 大討伐 ベンチマーク 1980x1080
・ウィンドウ表示/1980x1080 ：8088

●結論
2010年4月に発売されたNVIDIAのハイエンドGPU GeForce GTX 480(TDP 250W)に迫るパフォーマンスを60WのTDPで実現したGeForce GTX 750 Tiですが、CPUの設定や使い方次第では、150W～160WのACアダプタでも十分運用できるのではないかと思います。またASUS GTX750TI-PH-2GD5は長さが182mmなので、Mini-ITXマザーボードと組み合わせて、コンパクトなサイズのパソコンを作ることも可能です。

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