2012年12月09日
AMDのOCイベントでA10-5800Kの世界最高クロック 7,938.14MHzを達成
8日に秋葉原で行われたAMDのオーバークロックイベント「AMD OVERCLOCK CHALLENGE 2012」で、A10-5800Kの世界最高クロック 7,938.14MHzを達成しました。
・ AMDが極冷イベント、Trinityが世界新記録達成 - AKIBA PC Hotline!
・ 日本AMD、極冷OCイベントでTrinityの世界記録を更新! - ASCII.jp
7,938.14MHz (126x63)は、Roger Tolppola氏によってASUS F2A85-V PROとA10-5800Kの組み合わせで達成。先日のGIGABYTEプレスリリースのA10-5800Kの7869.82MHzを上回り、HWBOT A10-5800K ハイクロックランキングの1位よりもクロックが高いため、A10-5800K/Trinityの世界最高クロックとなっているようです。定格クロックは3.8GHzのため、7,938.14MHzは定格の約2.1倍のクロックで動作したことになります。
またMACCIことSammi Makkinen氏によるASUS Crosshair V Formula-ZとFX-8350の組み合わせでは、動作クロックが最大8,392MHz(8コア)となり、モデルナンバーの"8350"を超えることができたそうです。CPU-Zのスクリーンショットで「8コア」になっているのがわかります。
8,392MHzはHWBOT FX-8350 ハイクロックランキングでは7位に相当するクロックになります。ちなみにFX-8350の最高クロックは、ASUS Crosshair V Formula-ZとFX-8350の組み合わせによる8670.22MHzです。
なお、「Trinityのコア - ヒートスプレッダ間はグリスで熱伝導する構造のため、ヒートスプレッダを外し、コアを直接冷却することでより高クロックが狙える」ために、ヒートスプレッダをはずして"殻割"状態にしたA10-5800Kを冷却することが試行されましたが、殻割に失敗したみたいです。
Trinityの殻割冷却検証追試については冷えないIvy Bridgeの「殻割り」検証で有名な瀬文茶さんにぜひともお願いしたい^^; コアを直接冷やすとどこまでクロックが伸びるのでしょうか。
にしても、殻割のTrinityを見てると、Socket AのAthlon XP (例:真皿のAthlon XP 2100+ (2003年1月))など思い出しますね。焼鳥とかコア欠けとかあったなぁ・・・
関連情報
・ 12月8日(土)に秋葉原でTrinityのオーバークロックイベントが開催
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Posted by nueda at 2012年12月09日 13:47 JST | トラックバック | ホームに戻る
良い結果が出てイベントは成功したようですね。
まぁ、殻割失敗はご愛嬌ってところだけどw
今日は産総研のターンだったようです。
産総研、チャネル長3nmのトランジスタ動作に成功
release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=326013&lindID=5
産総研、特性ばらつきが少ない超小型14nm世代立体型トランジスタを試作
release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=326011&lindID=5
京大など、電力変換装置の損失低減と信頼性向上を実現するSiCトランジスタを開発
release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=326014&lindID=5
産総研、極性を電気的に制御できる新しい動作原理のグラフェントランジスタを開発
release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=325927&lindID=5
遂に殻割成功したそうです!
Trinityの殻割りをショップが成功、コア温度は5℃低下
akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20121218_579341.html
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