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2011年07月23日

Sandy Bridge-Eの最上位機種となるCore i7-3960XとCore i7 990Xのベンチマーク

Sandy Bridge-Eの最上位機種となるCore i7-3960XとCore i7 990Xの新旧頂上対決ベンチマークです。

Intel's fastest processor, the Core i7-3960X'in the first test results -DonanımHaber
Intel Core i7 3960X vs Core i7 990X Benchmarks Leaked - VR-Zone

先日Sandy Bridge-Eのモデル名がリークされましたが、Sandy Bridge-Eの最上位機種となるCore i7-3960XとCore i7 990Xの新旧のハイエンドCPUでベンチ比較が行われています。

Core i7-3960XとCore i7 990Xを比べると、コア数は共に6C/12T、クロックはCore i7 990Xの方が0.13GHz高く、L3は15MBのCore i7-3960Xの方が3MBほど多くなっています。プロセスはともに32nmです。

比較対象となっているのは8項目で、Core i7 990Xのパフォーマンスを1とした時の相対比較になっています。通常のベンチでは10%から30%程度のパフォーマンスアップで、SPEC CPU 2006では4ch化によるメモリ帯域の増加で、Sandra 2011BではAVX効果で大幅にスコアが上昇しています。

◎ベンチーク比較
- Cinebench 11.5 ~ i7-3960X - 1.13:i7 990X - 1.00
- POV-Ray 3.7 ~ i7-3960X - 1.12:i7 990X - 1.00
- 3DMark 11 ~ i7-3960X - 1.36:i7 990X - 1.00
- Pro Show Gold 4.5 ~ i7-3960X - 1.12:i7 990X - 1.00

◎SPEC CPU 2006比較
- SPECint_rate base2006 ~ i7-3960X - 1.34:i7 990X - 1.00
- SPECfp_rate base2006 ~ i7-3960X - 1.65:i7 990X - 1.00

◎Sandra 2011B比較
- Multi-Media FP sub-test ~ i7-3960X - 1.92:i7 990X - 1.00
- Memory Bandwidth FP sub-test ~ i7-3960X - 2.11:i7 990X - 1.00

コア数は同じでクロックが低くなっているにもかかわらず、パフォーマンスが確実にアップしているので、Core i7 990X比でIPCがずいぶん改善されているようです。参考までに以下はSandy Bridge-Eのモデル名と現行のLGA1366のCPUです。Sandy Bridge-Eは年内リリースという噂もありますので、INTELのハイエンドユーザーはようやくという感じでしょうね。

◎LGA2011 Sandy Bridge-E (4ch)
- Core i7-3960X EE : 6C/12T、3.3GHz(TB 3.9G)、L3 15MB、TDP 130W
- Core i7-3930K : 6C/12T、3.2GHz(TB 3.8G)、L3 12MB、TDP 130W
- Core i7-3820 : 4C/8T、 3.6GHz(TB 3.9G)、L3 10MB、TDP 130W

◎LGA1366 Gulftown/ Bloomfield (3ch)
- Core i7 990X :6C/12T、3.46G(TB 3.73G)、L3 12MB、TDP 130W、約9万
- Core i7 980 :6C/12T、3.33G(TB 3.60G)、L3 12MB、TDP 130W、約5万
- Core i7 960 :4C/8T、 3.20G(TB 3.46G)、L3 8MB、TDP 130W、約2.5万


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Posted by nueda at 2011年07月23日 01:38 JST | トラックバック | ホームに戻る
コメント

一部の大幅な向上部分はともかく、10%前後位の向上はTurboBoostのチューニングで実現できそうなので、
同一クロックでの比較でないとIPCの向上なのかどうか疑問に思えちゃいますね。

Posted by: 真空 at 2011年07月23日 23:23
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