2010年11月11日
Radeon HD 6970の遅れの原因はTI製のDrMOS不足か
Radeon HD 6970の遅れの原因はTI製のDrMOS不足のようです。
・ AMD Radeon HD 6970 delay due to component shortage, launch date to be re-confirmed - VR-Zone
VR-ZONEによると、Radeon HD 6970の遅れの原因は1ケタ台と噂のあった歩留まりの問題ではなく、Texas Instruments (TI)製の特定部品不足が根本の原因のようです。
遅れているという部品は統合化されたDriver-MOSFET(DrMOS)で、Radeon HD 6800シリーズで最初に使われたものです。HD 6800シリーズやHD 6900シリーズで同じVRMデザインを採用しているために、今後はTIからの少ない供給をHD 6800/6900ボード全体で共有しなくてはならず、このためにHD 6970搭載カードの製造が遅れて、ベンダーが最終のボードを受け取っていないことの原因になっているようです。
11月22日に予定されていたCaymanことHD 6900シリーズの発表は変更されるようで、ベンダーは今週末に最終的な発表日をAMDから連絡を受けるようです。
4Gamer.netによれば、Radeon HD 6900シリーズの正式発表は「当初予定されていた2010年11月のスケジュールから遅れ,12月初旬になる見通しである」とあり、やっぱり遅れるようですね。また最新のGPUロードマップでCaymanを2基搭載するAntillesの出荷は11年初頭にズレ込むことが確定したようです。
DrMOSといえばMSIのDrMOS搭載マザーボードが有名ですが、まさかこれの供給不足がCaymanの遅れの原因とは。DrMOSはルネサスなど様々なメーカーが製造しているみたいですが、TI製でないとダメだったのでしょうか・・・
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Posted by nueda at 2010年11月11日 02:10 JST | トラックバック | ホームに戻る
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