2010年09月22日
NVIDIAの次期GPUはKepler、さらにその次のGPUはMaxwell
NVIDIAの次期およびさらにその次のGPUの情報です。
・ GPU Technology Conference:NVIDIAが明らかにした「Fermi」の次 - ITmedia+D
・ NVIDIA、基調講演でTeslaの16倍の性能をマークする次期GPUの登場を予告 - マイコミ
・ 2011年に「Kepler」2013年には「Maxwell」というGPUを投入 - PC Watch
現在サンノゼで開催中のGTC 2010でのNVIDIA CEO兼社長 ジェン・スン・フアン氏の基調講演にて、2011年にKepler(ケプラー)、2013年にMaxwell(マックスウェル)という新しいGPUが登場する予定であることが明らかになりました。
基調講演の最後紹介されたというCUDA GPUのロードマップでは、消費電力あたりのパフォーマンス(PPW)を軸として新製品が紹介されており、世代ごとに3~4倍程度の向上が見込まれるとのこと。
- Kepler:2011年末、28nm(TSMC)、PPWがTesla比で約5倍
- Maxwell:2013年、22nm、PPWがTesla比で約16倍(Keplerで3.2倍)
* 現行のFermiはTesla比で約1.5倍
また同講演では、GPUをパラレルコンピューティングに使うことで、巨大なスパコンと同じ性能を非常に小さい数基のGPUラックで実現できるようになったことや、CUDA環境で開発したアプリをCUDAのないx86系CPUでも使えるように、PGIが「CUDA-x86」というCコンパイラの提供を発表。これを使うことで、CUDA未対応のx86系のCPUでもCUDA対応アプリケーションを利用できるようです。
どの程度の実体があるのかは別にして、一つ先だけでなく、二つ先のコードネームもCEO自らがリークしたことになります。
通販情報
[GTX 460] SOFMAP、TSUKUMO、ドスパラ、FAITH、クレバリー、PCワンズ、価格比較
[HD 5770] SOFMAP、ドスパラ、FAITH、TWOTOP、価格比較
Posted by nueda at 2010年09月22日 23:50 JST | トラックバック | ホームに戻る
定期的に新アーキを投入してゆくのは良いですが、2011年後半まで今のままというのが厳しいですね・・・
Posted by: 通りすがり at 2010年09月23日 01:31> 現行のFermiはTesla比で約1.5倍
前世代のTesla C1060 GT200 77.8GFLOPS 225W 0.346GFLOPS/W
現行のFermi C2050 GF100 515GFLOPS 225W 2.29 GFLOPS/W
2.29/0.346=6.62
どんな計算をして約1.5倍なのかまったく想像できませんので、
それが約5倍とか約16倍になるといわれても参考にもできませんでした、私は。
(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)