2009年12月08日
INTELがグラフィック用のプロセッサ Larrabeeをキャンセル
INTELは2010年にリリース予定であったグラフィック用のプロセッサ Larrabeeをキャンセルしたようです。
・ IntelがLarrabeeをキャンセルか、現時点でGPUとしての販売計画はなし - マイコミ
・ Intel、Larrabeeグラフィックスチップの計画を破棄 - ITmedia News
キャンセルの理由は不明ですが、マイコミジャーナルでは「ソフトウェア開発環境が整っていないこと」、「性能が当初の想定ほど引き出せなかったこと」が予想されており、既存のハイエンドGPU市場を2分するNVIDIAとATIの壁は予想以上に高かったということでしょうか。
もっともキャンセルされたのは第1世代のLarrabeeで、開発は継続していくという話もあり、第2・第3世代以降のLarrabeeが今後登場する可能性はありそうです。
なお、1月に発表されるLGA1156のGPU内蔵CPUことClarkdaleは、GPUを使った動画エンコードをサポートするという話があり、GPGPUをサポートするCPUとなりそうです。
→ “Clarkdale”はGPGPUをサポートする - 北森瓦版
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Posted by nueda at 2009年12月08日 02:39 JST | トラックバック | ホームに戻る
見所のない製品を発表したうえにそれをキャンセルするとは・・・
しかし、随分長い間Larrabeeの開発情報が全く入ってこないかったから、いまさらキャンセルと聞いても全く驚かないけどね。
ただインテルももう少しはっきりと破棄を言うべきだったのではないでしょうか。
pentium+α16個で如何に最新GPUと戦うのか興味がありましたが、やっぱり為るようにしか為らなかったということでしょうか
性能で敵わなくてもソフトウエアレンダリングでGeForce6800程度のリアルタイム3D表現ができるのなら個人的には十分魅力的なんですけど・・・
『研究開発は続けていく』撤退時のコメントとしては当たり障りなく非常に優秀ですね。
intelのGPUはやっぱショボイという印象しか残らなかった。
ということはPS4もCell一択か。
Posted by: scottie at 2009年12月08日 14:23この前でもされてたやつも、あんまり印象残らなかったし仕方ないか。
でも開発自体は続けられる?みたいだからちょっぴり期待。
今動いてるものをわざわざx86にする移植するメリットはないですからね。
Posted by: pig at 2009年12月08日 15:50外部にわざわざ増設してのGPUと言う方向がなくなったってことでしょうかね。
GPUじゃなくてCPUに統合するベクター処理コアとしての方向のみに転換みたいな。
さすがにCPUに統合するコアを外部から貰ってくるとも思えないから、
こればっかりは意地でも自社開発しないとだろうし。
仮に外部にチップを増設する形態だとしても
GPUではなくnVidiaのテスラのような演算専用の物になるんじゃ無いでしょうか。
なんか最近話を聞かないなと思ったら、あのIntelでもそううまくはいかないものなんですねぇ。。
Posted by: えむ at 2009年12月09日 13:14単独GPUにせよCPUやチップセット統合用にせよ
intelにはもうちっと頑張ってほしいかな・・・。
NECとの協業で一般向け商品開発まで反映されるような
成果が出るといいですね。
他社に開発させない上に、自社のはポシャって、
オンボードビデオは冬の時代へ突入でしょうか
オンボードで巨大なクーラーをつけるわけにもいかないですし、まだまだ性能を求めることが前提なら永遠無理があるような気がします。
オンボードは3D以外のその時々の能力が十分なら、それでいいのでは。
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