2008年12月12日
Phenom II X4 940はX4 9950よりも20%ほどパフォーマンス向上
AMDの資料によると、3.0GのPhenom II X4 940は2.6GのX4 9950よりも20%ほどパフォーマンスが良いとのこと。
・ AMD Phenom II Performance Uplift - VR-Zone.com
20%の内訳は以下のとおりですが、同クロック比だと8%のパフォーマンスアップということになります。
- 12% ~ クロックの上昇によるもの(2.6 → 3.0G)
- 5% ~ L3キャッシュを4MB追加したことのよるもの (2MB → 6MB)
- 3% ~ IPCの向上によるもの
Phenom II X4 940のゲーム時のベンチマークでもX4 9950とPhenom II X4 940の差は明確で、「Phenom」から「Phenom II」へのブランド変更は今のところ成功しているのではないでしょうか。また北森瓦版によるとPhenom IIは1月8日の発表とともに遅れることなく販売開始となるようで、1月のDIY市場はPhenom IIで熱くなりそう。
ASUS、BIOSTAR、DFI、ECS、GIGABYTE、JETWAY、MSIのAM2+マザーボードのユーザーはPhenom II対応マザーボードリストでPhenom IIが動くかどうかの確認されるいいかと思います。新規に購入される場合はPhenom II 対応マザーボードランキングが参考になります。
関連情報
・ 同クロックによる65nm Phenomと45nmPhenom IIのベンチ比較
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Posted by nueda at 2008年12月12日 03:12 JST | トラックバック | ホームに戻る
上田様、いつも楽しく拝見しています。tdamと申します。突然ですが、DFIのページ見てたら面白い情報を見つけました!
LANPARTY JR 790GX-M2RS + GeForce6800+DDR2 2GBの組み合わせのようです
(数値判読はPDFが汚いので微妙?)
・PhenomII 940 OC (3.8GHz@200*19, Vcore 1.424V)
3DMark06 3238 (CPU 5644), SuperPi 1M 18.781 sec
・PhenomII 940 OC (3.64GHz@280*13, Vcore 1.424V)
3DMark06 3234 (CPU 5516), SuperPi 1M 18.953 sec
・Phenom 9850BE OC (2.7GHz@275*10, Vcore 1.458V)
3DMark06 3186 (CPU 4021), SuperPi 1M 28.594 sec
・Athlon64X2 5400BE OC (3.4GHz@200*17, Vcore 1.552V)
3DMark06 2672 (CPU 1?30), SuperPi 1M 28.343 sec
http://img.lanparty.tw/Upload/CatalogElement/JR790GX940OC.pdf
http://img.lanparty.tw/Upload/CatalogElement/JR790GX9850OC.pdf
http://img.lanparty.tw/Upload/CatalogElement/JR790GX5400BEOC.pdf
M/Bメーカー系から情報が出てきているのは初めてじゃないですか?
PhenomIIは比較的低電圧で結構OCできるみたいなので、期待できる!?
>- 12% ~ クロックの上昇によるもの(2.6 → 3.0G)
>- 5% ~ L3キャッシュを4MB追加したことのよるもの (2MB → 6MB)
>- 3% ~ IPCの向上によるもの
おかしいですね。
L3による性能向上が2.6GHzのPhenomの5%ならL3の増加分はPhenomの0.13GHz相当となります。
L3は固定ですのでこの部分は変わりません。
Phenom IIの3.0GHzは、Phenomの2.6GHzの性能を20%上回るということですので、2.6×1.2でPhenomの3.12GHz相当となります
L3の増加分を差し引くと2.6×1.2-0.13=2.99GHzです。
L3はクロック上昇で増えるようなものではありませんので固定です。
Phenom IIはL3の増加以外はPhenomと何も変わっていないということになりますが。
クロックが約15.4%上昇していながらクロックによる上昇分が12%という時点でおかしいということに気づくべきだと思います。
tdamさん
情報ありがとうございます。
NDAの関係で断片的な情報が多い中、
細かな設定方法も書かれた貴重な資料ではないでしょうか。
XSフォーラムに中にも、「6GHzで3DMark05と06のCPUテストが動いた」とか
「空冷だと4.13GHz (1.58V)で、Crysisが安定動作した」
とありますが、NDA絡みで詳細は報告されていません。
http://www.xtremesystems.org/forums/showthread.php?t=210707
- Vcore ~1,95V was optimal for +6 GHz clocks
- 3DMark05 & 06 CPU-tests were ok @ 6 GHz
- We were able to run Crysis @ 6,1 GHz (2 loops CPU-test)
- Max CPU-Z screenshot and validation we got with 4 cores was 6280 MHz (no dirty tricks)
- With air cooling (Cooler Master Z600) highest we got Crysis stable was @ 4,13 GHz (1,58 V)
まあ、どちらにせよたいして期待できないということでしょう。
Posted by: meme at 2008年12月14日 22:24>はァ? さん
あまりにもコメントが気になったのでコメントさせていただきます。
>Phenom IIの3.0GHzは、Phenomの2.6GHzの性能を20%上回るということですので、2.6×1.2でPhenomの3.12GHz相当となります
この部分が違いますよ。ご自分で、
>クロックが約15.4%上昇していながらクロックによる上昇分が12%という時点でおかしいということに気づくべきだと思います。
と書かれていながら気がつきませんか?
Phenomの2.6GHzから20%性能が向上しているということは、クロックが25%以上向上しているのに相当していることになります。Phenomの3.25GHz以上の性能ということです。
他の部分もそうですが、CPUの性能がクロックに対してリニアに向上するという誤解に基づいているからおかしいのですね。
仮にも企業の公式発表を批判するのにあまり適当な認識に基づいた発言はどうかと思いますよ。
(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)