2008年11月07日
SiSのチップセット SiSM671/968/307DVはAtom 230をサポート
SiSからAtom 230をサポートしたチップセットが登場しました。
・ SiS chipset supports Intel Atom processors, adopted in new Dell thin-client - DigiTimes
・ SiS プレスリリース
SiSのチップセット SiSM671/968/307DVはAtom 230をサポートしており、DELLのAtom搭載のシン・クライアント OptiPlex FX160に採用されているとのこと。このチップセットで低消費電力とファンレスが可能になり、OptiPlex FX160は静音で省エネ設計されているのが特長になっています。
チップセットはMirage3を内蔵したSiSM671、サウスのSiS968、ビデオブリッジのSiS307DVとなっており、2011年末までサポートされます。
今回発表されたSiSのチップセットに期待されるのは、AtomのMini-ITXに搭載されることでしょうね。例えば、初代のIntel純正Mini-ITXマザーボード D201GLYLはCPUにTDP 27WのCeleron 215を搭載していましたが、TDP 4WのAtomを搭載したD945GCLFと比較した場合に、実はあまり消費電力が変わらないという結果が出ています。
→ Intel純正Mini-ITXマザー第3弾『D945GCLF』 検証その2 - BlogなMaterialisticA
これはD945GCLFに搭載された945GCチップセットのTDPがSiSのチップセットに比較して大幅に高いためで、元麻布春男の週刊PCホットラインによると、Atom 230+945GC+ICH7のTDPの合計は4+18+3.3で25.3Wになります。
共に「低消費電力とファンレスがセールスポイント」のAtomとSiSチップセットを組み合わせると、かなり強力なAtomのMini-ITXが期待できるので、大いにニーズはありそう。この組み合わせが実現するとD945GCLFや先日発売されたNanoを搭載したVIAのMini-ITXマザーボード VIA VB8001の消費電力を大幅に下回ることになるので、Mini-ITXの勢力図が変わってくるかもしれませんね。
通販情報
[Atom搭載マザー] クレバリー、ドスパラ、FAITH
[D945GCLF2] クレバリー、SOFMAP、ドスパラ、FAITH
Posted by nueda at 2008年11月07日 01:16 JST | トラックバック | ホームに戻る
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