2008年08月25日
E8600とE8500(E0)のOC耐性の検証レビュー
4GamerにE8600とE8500(E0)のOC耐性の検証レビューが掲載されています。
・ シリーズ最高クロックの「Core 2 Duo E8600」レビュー掲載。E0ステッピング版「Core 2 Duo E8500」も試す - 4Gamer.net
レビューの対象になっているCPUはE8600とE8500(E0)、E8500(C0)。C0時のレビューではすべてのテストが完走したのは3.8GHzだったとありますが、今回は最高で4.5Gでもベンチが完走しています。
- 4500MHz (E8600):450x10:vcore 1.425V
- 4303MHz (E8500 E0):453x9.5:vcore 1.375V
- 4100MHz (E8500 E0):431x9.5:vcore 1.216V (定格電圧)
- 4000MHz (E8600):400x10:vcore 1.216V (定格電圧)
* CPUクーラーはE8500(C0)の製品ボックスに付属のものを使用。
以前に紹介した記事でも定格電圧で4.0G動作が簡単にできそうな内容になっていましたが、4Gamer.netの検証でも電圧設定をデフォルトのまま変更することなくE8600は4.0G、E8500(E0)は4.1Gが容易に実現できたとのこと。またE8600は1.425Vで4.5G、E8500(E0)は1.375Vで4.3GHzにて安定動作したようです。
システム全体の消費電力はE8600 3.33G時で167W、4.00G時で定格の26W増の193W、4.50Gで定格の55W増の222Wとあるので、E8600の消費電力は定格時で65Wと考えて単純計算すると4.00Gで91W、4.50Gで120Wということになります。クアッドコアのTDPは95Wですから、デュアルコアの4.00Gで91Wなら十分常用可能かもしれません。
関連情報
・ リテールのE8600のオーバークロック事例
・ TPower I45とCore 2 Duo E8500(C0)でFSBの世界記録 724MHzを達成
・ E8600 6.25GHzでSuper PI 1Mの世界記録を達成
・ Q9650 ES E0ステッピングのオーバークロック情報
・ E8500 ES E0ステッピングのオーバークロック情報
通販情報
[E8000/Q9000] TSUKUMO、SOFMAP、ドスパラ、クレバリー、T-ZONE、価格比較
[P45 マザー] TSUKUMO、SOFMAP、クレバリー、ドスパラ、価格比較
Posted by nueda at 2008年08月25日 03:20 JST | トラックバック | ホームに戻る
QX9650登場時のベンチ、つまり前ステッピングの3GHz Quadと、QX6850を比較した記事がありましたね。
QX9650 4GHz OCとQX6850 3GHzが同程度の消費電力だったと思います。
なので、45nm 4コア4GHzのTDPが130W程度だと考えられます。
>E8600 3.33G時で167W、4.00G時で定格の26W増の193W、4.50Gで定格の55W増の222W
単純すぎる考えですが、E8600 3.33GHzは4GHz(130Wの半分なので65W)-26Wとして、だいたい40W弱ってことなんでしょうか。E8400 3GHzが40W付近だと言われていたこともありますし、ステッピング変更で消費電力低減が確認されているので、ちょうどこんなとこかな
もちろん、TDPと消費電力は違いますが
Posted by: afo at 2008年08月25日 04:57(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)