PINUPS - 上田新聞 blog版: VIA IsaiahとINTEL Atomのベンチマーク

2008年04月19日

VIA IsaiahとINTEL Atomのベンチマーク

今年の1月に08年前半に出荷されると案内されたVIAの新CPU Isaiahのベンチマークが掲載されています。

・ Intel nuclear benchmarks - VIA Isaiah compare | Eee PC News (英訳版)

使用されているベンチはCrystalMark 2004R3で、1.6Gの同クロックにて整数演算と浮動小数点演算のスコアが掲載されています。

- INTEL Atom 1.6GHz
- VIA Isaiah 1.6GHz
- INTEL CeleronM 1.6GHz
- VIA C7 1.6GHz

Isaiahについては笠原一輝のユビキタス情報局に詳しく紹介されていますが、浮動小数点演算性能を大幅に改善したことにより、同クロックのC7比でFPUのスコアが約1.8倍となりAtomをも上回るスコアになっています。整数演算についてのC7比で2.63倍、Atom比で1.39倍となっており、ポテンシャルの高さが伝わってきます。

Isaiahと競合するAtomは携帯機器やエントリーPCを対象に今年下期から様々な製品が展開される予定になっていますが、Isaiahもこのパフォーマンス＋強力な低消費電力を武器に一定のシェアが確保できるかもしれませんね。

VIAとNVIDIAは共同でノートPCおよびMIDプラットフォームを作る(北森瓦版)という話もあり、Isaiahの今後の展開に注目です。

VIA C7-Mを搭載したPC情報
・ 6万円で買えるミニノート「CloudBook CE1200J」を検証する -ITmedia+D
・ HP2133 関連記事 - Engadget Japanese
・ HP2133 モデル選択画面(CPUはVIA C7-M 1.0G/1.2G/1.6G)
・「2008年、UMPCは最も重要な事業に」- 台湾GIGABYTE「M704」- ITmedia+D

通販情報
[ASUS Eee PC 4G-X] TSUKUMO、SOFMAP、ドスパラ、クレバリー、FAITH
[microSDHC 4GBが1,999円、SDHC 16GBが6,999円] 上海問屋

Posted by nueda at 2008年04月19日 20:05 JST | トラックバック | ホームに戻る

CrystalMark 2004R3 って...
きっと、都合の良い結果が出たので利用されているのでしょう。

Isaiah はひょっとすると(少なくとも C7 よりは遥かに)高速なのかもしれませんね。あと、Atom って、Core アーキテクチャ系と随分傾向が異なるんですねぇ。

Posted by: ひよひよ at 2008年04月20日 06:51

Intelは C2Dがあるので、Atomの性能アップはしにくいと思います。VIAがC2DとAtomの中間の性能を狙って製品を作ってるとしたらすごいですが、、、たまたまでしょうか、、
Fujitsu の LOOX U は Atomベースのものをまっていますが、Isaiah　の製造は富士通三重工場の65nmプロセス/200mmウェハを利用しているなら、、、Isaiah ベースの　LOOX U　という線もなくはないのかな、、、、

Posted by: kim99 at 2008年04月20日 10:37

IsaiahはOut-of-Order型に変わってるので、C7よりは圧倒的に性能面では有利だと思います。
Isaiahのトランジスタ数は約9500万、Atomは約4700万だそうです。Isaiahは65nmプロセスなのに対し、Atomは45nmプロセスで製造されるということも考えると、Atomの方がダイサイズ的にはかなり小さく、消費電力でも同様に小さそうです。
そんなわけで、むしろ、Atomが健闘してるといった感じがします。

Posted by: Cappuccino at 2008年04月20日 17:12

C7と同等と言ってるのでTDPで5W～12W
Atomは0.5W～2.5W

どう考えてもAtomと比較するようなものではないという気が、、、

または、VIAはコンセプトの段階で開発の方向出しに失敗した (そのままのポジションで考えてしまった) という見方が正しいかと。

結局はAtomの話題に乗っかろうとパフォーマンスのニュースが先行するようにリリースしただけじゃないかな。

そもそもキープコンセプトでいいならC7がもっと注目されてたはず。

Posted by: pig at 2008年04月23日 15:17

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