2008年01月14日
MATROXのMillennium P690が発売
4年半ぶりとなるというMATROXの新モデル Millennium P690が発売されました。
・ 秋葉原の発売情報 :AKIBA PC Hotline!、ASCII.jp
・ Matrox Graphics、Millennium P690 シリーズ 日本語プレスリリース
Millennium P690シリーズは90nmプロセスで製造され、メモリにDDR2を採用することで、9.5W~11.8Wという超低消費電力を実現し、全6モデルともヒートシンクのみでファンレスになっています。
6モデルの内訳は以下の通りですが、インターフェースはPCI Ex16が3種類/PCI Ex1が1種類/PCIが2種類、また6モデル中4種類がLow-Profile対応というシリーズ構成から、いわゆる自作市場向けのビデオカードとはずいぶん異なっているのがわかります。
- P690 PCIe x16
- P690 PCI
- P690 LP PCIe x16
- P690 LP PCIe x1
- P690 Plus LP PCIe x16
- P690 Plus LP PCI
日本語のMATROXサイトを見ると、P690シリーズは金融や保険のマルチ・ディスプレイ ソリューションの製品として紹介されており、他の注力分野としては医用画像、メディア制作と編集、CAD/GISなどが上げられており、NVIDIAやATIとは競合しないようなニッチなプロフェッショナル市場に食い込んでいる感じですね。
MATROXはビデオカードの性能が3Dベンチ中心になってからは自作市場でほとんど存在感がなくなりましたが、「あえてMATROXを使ってみる」というのも自作PCのおもしろさと言えるのではないでしょうか。
個人的にはVoodoo3が出るまでWRAMの初代Millenniumを使っていた(今でもあります)のでMATROXには親近感があるんですよね。
関連情報
・ Matroxの世界初のPCI Express x1ビデオカード
Posted by nueda at 2008年01月14日 05:58 JST | トラックバック | ホームに戻る
このシリーズ、以前、パフェリア512を使ってました。
画面の発色、2Dの文字の切れの良い画質はさすがMATROXと思ったものです。
パフェリアは出た当初は、512Bitで3画面サポート。
3画面サポートということで、レースゲーム用に購入したのですが、どんどん重いソフトが出てくるとパワー不足は否めませんでした。
結局、MATROX社はハイエンドGPUの開発を止めて、TH2GOを発売、今はそちらを使っていますが、3Dハイエンドビデオカードで復権して欲しいと思っています。
(今の体制では無理でしょうけど...。)
PC Watchの記事の最後に“Millennium P690シリーズではWindows VistaのAero機能は使用できないとのこと”とあります。思い切って用途を限定してますね。NVIDIAのQuadroシリーズも、下位のモデルは“金融や保険のマルチ・ディスプレイ ソリューション”に位置付けられておりますし、ニッチ市場で生き残るのも大変だと思われます。Matrox社は、映像関係に強い製品を持っておりますし、その辺が頑張ればもう少し大丈夫かなと思いますが、どうなりますか。
>Windows VistaのAero機能は使用できないとのこと
なんせコア自体は4年以上前の物ですから・・・・
ゲームは別にしてもAero対応にして欲しいですが、そうなると全面改良しなければならないので対応できなかったんでしょう
VistaだのAeroだのがMatroxに見捨てられる程度の存在でしかない。
と考えるのは間違ってますかねー
MatroxはG400MAXまでですね。
perheliaもコストが高くて全然駄目だったし
G400MAX、、良かったなぁ
今はもうAtiがmatroxの代わりで役目を終えたという感じですね。
(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)