2007年10月08日
GeForce 8800 GTのSPは112?
GeForce 8800 GTのSP数も112という話がでていますが・・・
・GeForce 8800 GT Has 112 SPs Clocked @ 1.5GHz - VR-Zone
・GeForce 8800 GT has 112 stream processors - VR-Zone
新しいGeForce 8800 GTS 640MBのSP数は96 → 112 (GTXは124)とリークされましたが、GeForce 8800 GT (G92)のSP数も112で、シェーダークロックが1500MHzという話がリークされています。
GeForce 8800 GTは同時期にリリースされるRadeon HD 2950(RV670)よりも、3DMark 06のスコアが低いという話がありましたが、それを踏まえてスペックアップさせているのでしょうか?
GeForce 8800 GTのスペックが上がると2950シリーズのスペックも変わる可能性があるでしょうし、今後の展開が楽しみかも。512MBの上位機種でも249米ドルといわれていますが、さてどうなることやら・・・
Posted by nueda at 2007年10月08日 23:32 JST | トラックバック | ホームに戻るRadeon HD 2950にあわせてSP増やしたって、
真面目に言ってるんですか?
クロックだけならまだしも、そんな簡単に設計変えれる訳ないじゃないですか。
Posted by: RR at 2007年10月09日 00:14現時点でGeForce 8800 GTのSP数は正式にアナウンスされていません。
噂として「64SPかも」と言われているので、SP数が増えた、スペックアップしたという印象を持ってしまうんですよ^^;
競合を欺くために当初から112SPだったのを隠していたのかもしれませんし・・・。
112SPs@1.5GHzだとかなり強力なスペックになりそうですが。
G90の設計が8800GTのみの設計ならそうでしょうけど、
ハイエンドとの差別化の為に寝かしておいたSPを開放したとも考えられるので、
必死になって否定するほどのものでもないでしょう。
メモリバスとのバランスを考えると、112SPということはないんじゃないでしょうか。
いや、メモリバスも実は384bitまで可能というのなら話は別ですが。
G9x系の設計の場合、16shaderを1unitとして、GTXでは8unitすべて、GTSでは6unitをアクティブにしているだけ。
それを、ダイ上に4unit載せるか7unit載せるかの違いでしょう。
このあたりの設計は実際かなりモジュール化してるから、Shaderの中身を変えるような設計変更とは違って結構簡単。
しかもGPUでは、ROPなんかよりShaderの方がトランジスタ数も少なく設計も簡単。 増設も容易です。
(有効化する・しないという手もあるけど、それだと実際はユニットがダイの上には在ることになるから、ダイ面積を減らせないし。)
メモリバスはshader数とは関係なく、RenderBackendのROPを4ROPで1ROPunitとし1ROPunitにつき64bitのバスで
VRAMと接続しているだけ。
で、GTXはこれを6つ、GTSは5つと。
G9x系はこのshader unitとROPunitを相互にすべてクロスバー接続してるから、実際はshader unit数とROPunit数(バス幅)は
自由に設定できる設計でしょ。
たとえば、Shader数はGTXと同じ384でバスは256bit(4ROPunit)とかの設計もぜんぜんOKでしょ。
それでそのバランスを考えると、G9x系はもともとROP数が多い設定だから高解像度やFSAAなどのROP高負荷に強い。
だからこのROP数を減らして、高解像度ではGTXやULTRAとの性能で差別化しなから、
shaderは増やしてSXGA程度ならGTXに近い性能を出してR670に対抗する・・・ってやりかたは面白いと思いますよ。
ROPunitはShaderよりコストが高いから、これを減らすことと設計ルールのシュリンクでダイ面積を減らして価格は大きく下げると。
上の注釈ですが、G9x系のROP数を、公称の16ROP/unitではなく4ROP/unitとしたのは、1unit中の16ROPが同時にPixelを出力できることはほとんど無いため、実効平均換算で4ROPとしました。
ちなみにRV6xx系は4ROP/unitが4つの16ROPで常に同時出力が可能みたいですね。
あと、乱改行スマソ。
Posted by: kts at 2007年10月09日 14:06それはあくまで、設計方針の変更が容易とかそういうレベルの話であって、
実際の設計作業や電気的な検証、熱的な検証、製造に入ってからの試行錯誤などは結局やり直しになります。
なので、今更設計変更となると、半年以上のロスとなるので、設計変更で対応したというシナリオは考えられないと思います。
そもそもそんな簡単にユニットの増設ができるのなら、
誰もデュアルGPUなんて言い出したりしませんよ。
8800GTが64spってのは確定情報じゃないはずですから、
蓋を開けたら112spだったってオチもない話ではないと思いますよ。
不確定な情報を前提に可能不可能を論じても
前提が違っている可能性があるのだからあまり意味はないと思います。
依然からちょっと気になってたのは、次期ハイエンドのD8Eが
これのデュアルになるっていわれてますけど、
もしG92-D8Mのダイが64spだったら、2倍にしても今のハイエンドと同数なわけで
なんかちょっと微妙な感じはしてました。
これが初めからデュアルで次期ハイエンドを担う計画だったとしたら
シュリンクされたシングルダイが、機能としては現行ハイエンド並みの
シリコンでもそうおかしな話ではないと思いますが、さて……。
まーなんにせよ、今更こういう話が出てくること自体
その一番大きな理由は、このクラス相手にATiが
結構本気な弾を用意していたってことに尽きる気がしますが(^^;
私見ですが多分、同じG92と言うコードネームで64spと
112spの2つのプロジェクトがNVidia内部で走ってたんじゃないかと思います。
同じ時期に同じコードネームで物が違うのでは混乱しますから、
時期はずれていたのだと思いますが。
64sp版はラインアップの隙間を埋めるための廉価品で
112sp版はRV670対抗のupper-middleクラスの製品。
どっちが本当に出てくるかは営業の判断次第って事でしょう。
個人的には8800 GTが64spで8800 GTSが112spで出てくる事を
希望しますが、それだとGTとGTSのパフォーマンスが離れすぎるかも。
それと112spと言う半端な数はCellやBarcelona 3 Coreと
同じ派生品(Defect対策)の臭いがしますね。
(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)