2007年07月14日
2.5GHzのK10はCore 2 Quad QX6850にも勝てそうにない?
2.5GHzのK10はPenrynどころか、Core 2 Quad QX6850にも勝てそうにないらしい。
・Only 2.6 to 2.8 GHz Barcelona can beat 3GHz+ Penryn - Fudzilla
Fudzillaによると、2.5GHzのK10(Barcelona/Agena)は3GHzオーバーの45nmプロセスのPenrynどころか、近日発表予定のFSB1333 3.0GHzのCore 2 Quad QX6850にも勝てそうにないとのこと。Penryn 3.0GHzや3.2GHzに対抗するためには2.6~2.8GHzのK10(Barcelona/Agena)が必要なようです。
テキストだけの情報なのでなんともいえませんが、単純にK10の2.6GHzと2.8GHzがPenryn 3.0GHzと3.2GHzと同等のパフォーマンスだと仮定すると、K10はPenrynの約15%増しの性能ということになり、2.5GHzのK10だとPenryn 2.87G相当でそれはCore 2 Quad QX6850に劣るということになります。
- K10 2.8GHz → Penryn 3.20G ?
- K10 2.6GHz → Penryn 3.00G ?
- K10 2.5GHz → Penryn 2.87G ? (Core 2 Quad QX6850に劣る)
なんかこういう話を読むと、AMDがサイトから削除したという"Barcelona"ことクアッドコアOpteronのベンチスコアは一体何だったんだろうって気がしますね^^;
なお、Barcelonaの最新コアは2.5GHzに到達し、TDPは89Wとのこと。AMDは8月からBarcelonaを出荷開始するという話ですが、高クロック版がないことには当面厳しそうです。
参考情報
- AMDの2年間の株価の推移、INTELの2年間の株価の推移
通販情報
[32GB SSDやC2D E6600などが99円で買えるかも]:ツクモの99円セール 夏!
[恒例のOEM Seagateハードディスク祭り!]:FAITH (3.5と2.5インチがあり)
[AMD AM2 CPU]:TSUKUMO、ドスパラ、FAITH、TWOTOP、クレバリー、SOFMAP
[X2 BE+Antec Soloの静音PC] :Silent-Master AMD EditionⅤ(62,800円~)
[BTO可能なPC] :TSUKUMO、ドスパラ、SYCOM、FAITH、TWOTOP、クレバリー
[おすすめ超特価液晶モニター]:ドスパラ [Antec製P180ケースのBTO PC]:TSUKUMO
Posted by nueda at 2007年07月14日 01:55 JST | トラックバック | ホームに戻る
>K10はPenrynの約15%増しの性能
これが平均的なものなら現行のK8からすると十分な性能アップですね。
クロックがのびればPenrynにも対抗できるでしょうけど、頑張ってもタイに持ち込むのが精一杯かな?
個人的には来年の今頃に5600+からの乗り換えで十分に満足できるCPUを出してくれたら満足ですけど。
原文は、K10の最高クロックは2.5GHz、Penryn 3.0GHzや3.2GHzに対抗するためには2.5GHz以上の周波数を出す必要がある。
という、ごく当然の言い回しです。
>単純にK10の2.6GHzと2.8GHzがPenryn 3.0GHzと3.2GHzと同等のパフォーマンスだと仮定すると
こんな仮定が生まれる余地はありませんよ。
> こんな仮定が生まれる余地はありませんよ。
記事のタイトルに「Only 2.6 to 2.8 GHz Barcelona can beat 3GHz+ Penryn」
とあるので、3GHz+ Penrynを「3.0 or 3.2 GHz Penryn」と想定しています。
「Only 2.6 to 2.8 GHz Barcelona can beat 3GHz+ Penryn」
こんな仮定話のタイトル付けるのはFudzillaならではの事です。
あまり余所のチンケな噂話に熱くなるのは損なのでは?
コメント認証でなかったらまた中傷合戦に
発展しそうな記事ですね…(苦笑
とりあえず、AMDという枠組みでしっかり進歩してて
得手不得手はあっても平均でIntelと拮抗できていれば
わたし的にはそれで充分です。
ただまぁ、商売としてはそれだと負けになっちゃう訳ですけど。
とりあえず、余裕ないだろうAMD、頑張れ。
わたしは既に5600+なわけで下手に6000+にしたら
クロックで泣きを見そうなんでフェノム待ちですッ
しかしFudzillaは何を根拠にこういう記事と論理展開を書いたんでしょうね。
実物手に入れたわけでもなく、ベンチ結果があるわけでもなく、関係者から証言を得たわけでもなく、リーク情報を得たわけでもなく。
なんにせよ、Intelはマイクロアーキテクチャの変更とプロセス更新をAMDの2倍のスピードでやってるんですから、まぁ勝てないでしょうね。
Pen4時代みたいな幸運な停滞はもうないでしょうから。
この前AMDがサイトにいったん載せながら引っ込めた
ベンチマークの数字はそれなりに信用できるものだと思いますよ。
同期回路設計なのでRTLレベルでシミュレーションすれば
クロック当たりのパフォーマンスは正確に予測できます。
(性能の足をひっぱる未知のバグが存在しない限りは)
あの比較チャートを引っ込めたのはまだ存在していないAMD製CPUと
すでに量産出荷されているIntel Xeonを比較する不公平を批判されたから
だと思います。
あれがクロック当たりのパフォーマンスとしては正しいと仮定すると
K10の整数演算性能はXeon Quadの20%増しですからちょうど
Barcelonaの2.5GhzがXeonの3.0Ghzとトントンになって
「勝ってるとまでは言えない」事になります。
Fudzillaの今回の記事の根拠は多分その辺から来たものじゃないかと想像してます。
Posted by: ケンジ at 2007年07月14日 22:10Intelと対等な立場で競争する気なら、
例えば、TSMCとの合併などが必要でしょうが、
アメリカ企業と台湾企業では難しそうですね。
(ATiはカナダでしたが)
通りすがりさん、
残念ながらTSMCなどはファブレスメーカーを
主な顧客とするファウンドリ(委託製造業者)であり、
枯れた(バルク)プロセスで安く大量生産する事は得意ですが、
その一方で最先端ブロセスをいち早く投入する事は苦手としています。
最先端ブロセスでCPUを製造するにはやはり自社開発するか、
IBMなどとプロセスを共同開発するか、あるいはそういう
最先端ブロセス技術を持つところに製造委託するくらいしか
方法がないだろうと思います。
Intelが現行製品でまだまだクロックに余裕があるのは皆さんもご存知の筈。
Barcelonaが脅威となり得るかは難しいと言わざるを得ないでしょう。
大体、物理設計の最適化、製造技術の最適化に関してIntelと張り合える企業なんて、IBMくらいしか無いんだし。
アーキテクチャだけならAMDも負けちゃいないとは思ってるけどね。
Barcelonaも「真の4コア」故の体感的な快適さは期待出来るんじゃないかな。
何よりIntelのCPUバスがもう限界に近いでしょう。
ちなみに、AMD自身が作成したスライドでは、K8に比べてIPC15%アップとなっています。
この数値を考えると、BarcelonaがCore 2系に勝つためにはクロックが相当近接していないと無理でしょうね。
クロック差があるので、「クロック毎の性能では勝ってる」といった主張が出てきそうですが、
極端な値下げを繰り返しながら「コストパフォーマンスでは勝ってる」といった主張からの脱却としては大幅な前進ですね。
どの視点で見るかで評価は変わりますね
オンダイキャッシュ内では爆速のC2D
AthlonXPとIPCがほとんど変わらないA64
CPUソケットごとにメモリバスがあるAMD系
どんなにCPUソケット&コアが増えてもshared-busとメモリバス1本のintel系
なおかつintel系のメモリバスはノースブリッジの下
致命的eratta少なめA64
最近やっと白箱→intelロゴ入りパッケージに格上げできたC2D
しかしまだBIOSパッチも大量に存在
ブレードサーバとして稼動している数を見ればどちらが総合的にに良いか判断の基準になるかも
p.s.
そういえば、intelもAMDと同じようなCPUソケット直結メモリバスの方向にシフトしたようですね
FB-DIMM終焉の方向のようで
(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)