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2006年11月29日

AMDがデュアルCPUプラットフォーム「Quad FX」を発表

AMDが「Mega Tasking」(メガタスキング)を特長にしたAMDのデュアルCPUプラットホーム "4x4"あらため"Quad FX"を発表しましたね。(リンク追加しました)

PC Watchによると、「(4x4は)当初、4つのCPUコアと4つのGPUを搭載したプラットフォームとして提案されていたが、最終的には新発表のデュアルコアCPU 2基(4コア)と、NVIDIA nForce 680a SLIチップセット搭載マザーボードを組み合わせたシステムと定義」とあり、単に「クアッドコア相当のFX」となったようです。

"Quad FX"は、AMDがINTELからパフォーマンスキングの座を奪還するための「なりふりかまわない秘密兵器」というイメージがあったのですが、AMD初の3GHzが2発という組み合わせにもかかわらず、ベンチを見る限りではQX6700やX6800よりも劣ることが多いですね。

しかもCPUが意外に安いとはいえ、メモリは4本必要(1つのCPUに2スロットづつ)で、TDP 125Wが2発という仕様によりQX6700(TDP 130W)よりも強力な冷却方法や電源が必要なことを考えると、導入コストも割高になるでしょうし、今回の仕様でゲーム用途を中心に使うにはかなり厳しい感じがします。

また「複数の高負荷アプリケーションを同時実行する「メガタスキング」で例えに出されている「2つの3Dゲームと、HDビデオのエンコードとデコードを同時実行」というのは現実的な使い方じゃないような気がしますけどねー。

"Quad FX"がこの次期に発表されたのは、QX6700の発表に対抗するほかに、米国のクリスマスシーズンに販売するため(登場は2007年1月みたいですが)もあるかと思いますが、果たしてこれを今年出す意味がどれほどあったのでしょうか。ちょっと残念な気がします。

●プレスリリース
- 日本AMD プレスリリース
- PC Watch
- 4Gamer.net
- ASCII24
- ITmedia - Faith、Quad FX対応のハイエンドPC「INSPIRE」

●日本語レビュー、ベンチ情報
- Athlon 64 FX プロセッサに関する詳細 (AMD)
- PC Watch - 多和田新也のニューアイテム診断室
- 4Gamer.net
- ITmedia +D PC USER
- MYCOMジャーナル

●通販情報
- FAITH INSPIREプレミアム (Dual Athlon64 FX-74搭載PC)

●「Quad FX」の基本情報
マザーボード
- ASUS L1N64-SLI WS
:SocketF(1207FX) デュアルソケット、Unbuffered DIMM対応、PCI Ex16スロット 4本

CPU [FX-74/72/70の仕様]
- FX-76 : 3.2GHz、1.0MBx2、90nm、TDP 125W、07年Q2発表予定
- FX-74 : 3.0GHz、1.0MBx2、90nm、TDP 125W、999米ドル/2個セット
- FX-72 : 2.8GHz、1.0MBx2、90nm、TDP 125W、799米ドル/2個セット
- FX-70 : 2.6GHz、1.0MBx2、90nm、TDP 125W、599米ドル/2個セット

●英語、その他外国語レビュー
- AMDZone
- Extremetech
- FiringSquad
- [H] Enthusiast
- HEXUS
- HotHardware
- LegitReviews
- PC Perspective
- Tom's Hardware
- X-bit labs



Posted by nueda at 2006年11月29日 23:09 JST | トラックバック | ホームに戻る
コメント

2個セットで599米ドルなFX-70はOpteronのデュアルコアデュアルCPUより安く組めるとはいえ、消費電力が強烈過ぎる…
65nmまで待ったほうがよかったと思うんだけど・・・売れるのかなぁ

Posted by: 黒の人 at 2006年11月30日 10:02

>2つの3Dゲームと、HDビデオのエンコードとデコードを同時実行

これを現実にやるにはメモリの容量制限が厳しいですね。
せっかくC2Dと比較して64bitが高速という利点を殺さなくても・・・まぁOpteronが売れなくなったら困るという判断なんでしょうけど。

『真のデュアルコア』を出していたメーカーにしてはちょっとアレな出来のプラットフォームです。

あと、ATIを買ったことでnVIDIAが突然手を引いたりしたらどうするんでしょうね。

Posted by: sabu at 2006年11月30日 13:45

>メモリの容量制限

32bit OSの話でしょ。
AMDが強いとされる64bit OSは上限が32GB。

Posted by: 64bit使い at 2006年11月30日 20:18

http://www.4gamer.net/news/history/2006.11/20061129140104detail.html

>これだけ安価だと,Opteronを買う人がいなくなってしまうのではと心配になってしまいそうだが,実は意外な落とし穴が用意されている。
>Athlon 64 FX-70シリーズには,1CPU当たり2DIMMで,最大2GBのメインメモリサポートしか行われないのである。
>Opteronには,もちろんこのような制限はない。

64bitでも4GBしか積めません。

Posted by: sabu at 2006年11月30日 20:45

1CPU当たり2DIMMで最大2GB、1システム当たり最大4GBと言う制限は
実際にはこのASUSのマザーボードの仕様に過ぎないのでは無いでしょうか?
4Gamer.net以外の"Quad FX"に関する紹介記事を読んでも、AMDのプレスリリースを読んでも
そのような制限に関する記述は(私が見た限り)見つけられませんでした。

大急ぎでチップをデザインする(と言うか、Athlon64とOpteronを切った張ったしてデッチ上げる)時には
CPUのMemory Controllerに制限を掛けたりするような、本来不必要な変更はなるべくやりたくないだろうと
私には思えます(バグに為りかねないので)。

とは言うものの、マザーボードのサプライヤーがASUS Tek一社のみで、
しかもシステムレベルでしか販売されないらしい現状では実質、同じ事ですが。

Posted by: ケンジ at 2006年12月01日 03:03

FX-76が出ても、QX6700に勝てそうも無いね。
互角になるにはFX-80(3.6GHz)ぐらいが必要かもね。
つまり、K8ではCore2に勝てないということ。

まあ、ダメ子ちゃん2つ付けても、ダメなものはダメなのは前例があるけどね。

K8Lでダメ子ちゃん返上なるか?が来年の見所ですが、SSE4、64Bit最適化、更なるIPC向上を果たした、改良CoreMA
にどこまで迫れるか?

Posted by: hken at 2006年12月01日 08:30

真のなんちゃらとか言わなければニコイチで出してもよかったのにねぇ。

Posted by: J at 2006年12月01日 09:32

たぶんチューニングに時間掛けてもQX6700に勝てる見込みがつかなかったので、悪い知らせは先にしておけという感じなんでしょうかね。
AMDとしては65nmのチップ発表を本命に持ってきて、少しでも巻き返しを図りたいというところなんでしょう。

苦しいけどがんばれAMD

Posted by: aurum at 2006年12月01日 10:03

>AMDが強いとされる

AMDが強いと主張するの誤りです。
実際はCoreとの差が縮小されるものの、
ごく一部を除けば依然Coreが高速なのだから。

Posted by: wara at 2006年12月01日 14:46

>まあ、ダメ子ちゃん2つ付けても、ダメなものはダメなのは前例があるけどね。

K8の対抗はPen4(HT)世代なんだから「ダメ子ちゃん」というのとはちょっと違う気がする。

まあCoreMA対抗のK8Lがどこまでがんばれるかはまだわからないけど

Posted by: VAIO素 at 2006年12月01日 16:34

意外に健闘しました。2コアの差が4コアになってさらに倍の差がつくみたいな話でしたが、差が詰まってますね。

Barcelonaのデモでもいいパフォーマンス出してるようで、Intelの4-core Clovertown(Conroe2コアXeon)に対してアドバンテージがあることを示したようですね。

Intelもメモコン内蔵などの変更を入れてくるでしょうが、45nm立ち上げまでいじらないつもりらしいので大体同時期に出してくるのでしょうね。

Posted by: どうでもいいじゃん at 2006年12月01日 16:43

こうなってくると、やはりプロセスルール改定タイミングが物を言いますね
Intelが45nmにすんなり移行できてしまったら
AMDはかなりヤバイのでは?

Posted by: BASIC at 2006年12月01日 17:19

某スレからコピペ

http://www.eetimes.com/news/semi/showArticle.jhtml;jsessionid=KAD0ZE5TGKXPOQSNDLRCKHSCJUNN2JVN?articleID=193600263
The main field work for the Japanese companies in Kiryat Gat is due to begin in March 2007.
Currently, teams from Japanese capital equipment companies are being trained in Fab 32,which Intel is building in Chandler, Arizona.
The Kiryat Gat fab is slated to be an exact copy of the 300-mm Arizona fab.

Fab 28 in Kiryat Gat involves an investment of over $3.5 billion by Intel, in addition to a grant of $525 million from the government of Israel.
It will work at the 45-nanometer manufacturing node on 300-mm diameter wafers.
Production is expected to start in the first half of 2008.


ArizonaもIsraelも経過は順調。特にIsraelのFab28は当初の見通しより早い08H1に稼動。
露光に液浸ではなくドライを採用したことで移行のコストを抑えたことが効いているのではないかと予想。
また驚くべきことにドライでやってるにもかかわらず65nmノードより形状が良い。
45nmは絶好調です。

Posted by: sugari at 2006年12月01日 20:09

日本企業が頑張ってますね。独自じゃないのがIntelらしくないところですが。半導体の日本復権の兆しでしょうか。IntelやAMDを凌駕する製品を出せるならそれは、それで面白いですけど。

Posted by: どうでもいいじゃん at 2006年12月01日 22:50

>意外に健闘しました。2コアの差が4コアになってさらに倍の差がつくみたいな話でしたが、

クロック考えろよ。2.93GのDと、3GのX2比べてるのと、
2.66GのQと、3GのX2X2比べてるのじゃ、単純に差が倍になるワケないだろ?

Posted by: wara at 2006年12月02日 00:31

CPU二つにした時点で普及しないのは確定ですね。単なる数字のドライブ。
AMDはFSB採用して無いので、2チップ1パッケージは出来ないからマーケティング上の対抗策を取ろうとすると、必然的にこういう話になりますね。
4coreのK8L待ちましょう。もっともAM2でパフォーマンス出るのか気になるところですけど。

Posted by: pig at 2006年12月04日 16:28

表スレからコピペ

Electronic Newsから:
Intel社、45nmプロセス技術の開発は順調
http://www.ednjapan.com/content/l_news/2006/12/l_news061207_0301.html

Posted by: sugari at 2006年12月08日 10:29
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