2004年06月24日
i915/925xオーバークロックのロックアウト機能?
AnandTechに、i915/925xに搭載されていると言われている"CPUのオーバークロックのロックアウト機能"(Intel's attempt to limit or lock-out overclocking on the new chipsets)について掲載されている。
これはチップセットの機能によりFSBのオーバークロックを10%に制限するもののようだ。
Intel 925X: Exploring the Overclock Lock - AnandTech
i915/925xで110%以上のクロックでブートされた場合には、PLLがリセットされ、リブートするかシャットダウンをするリミッターがチップセットにインプリメントされたというもの。実際、弱小で経験のないメーカー(smaller or less savvy board makers)だと、この機能が働き、10%以上のオーバークロックができないようだ。
このロックを回避したと思われるマザーとしてここでは ASUS P5AD2(Intel 925X) が紹介されている。(断定はされていない)
P5AD2ではPentium 4 540(3.2G)が空冷の1.425Vにて16*248の3,968MHzで駆動したとある。FSB 248というのは24%のオーバークロックにあたり、リミッターが回避されている可能性が高いということになる。
さらにこのテストでは3.6GのESを使い、倍率を14倍から18倍変えることでFSBの上昇テストがされている。最高のFSBは3.2G時と同様24%増の248(3.2Gの24%増という意味じゃないですよ)。デフォルトの18倍ではFSB 224の4,032MHzが最高だったようだ。
単に現状のコアだと1.425Vでは4G回るともいえるのかもしれない (1.425Vをさらに上げるとクロックも上がるかもしれないけど) が、FSBが248以上で回っていないのはOC解除機能の制約があるのかもしれない。
なお、AnandTechの記事にはこれらを回避する設計力を持っているマザーボードメーカーとして、ASUSの他にABIT、Gigabyte、MSIの名前が掲載されているが実際はどうなのか不明ということなので、オーバークロック目的でマザーを購入する場合は事前に情報収集が必要になるだろう。
関連情報
・(i915/925xが発売された) 「週末Athlonの方が売れた」って^^;
Posted by nueda at 2004年06月24日 09:10 JST | トラックバック | ホームに戻る
重要な記事かも<ぼそっ
Posted by: π氏 at 2004年06月24日 10:46(書込時に「、」か「。」が必要です。内容によっては削除しますので、ご了承ください)