2004年05月16日
デュアルPCI-E グラフィックの仕様がわかってきた
AlienwareのデュアルPCI-E グラフィックシステムの続報。
リンク先には搭載例の写真やE3で撮影した動画もある。
AlienwareのデュアルPCI-Eの驚くべき仕様がいくつか明らかにされている。
M/BはデュアルXEON対応で、CPUとVGA両面でのデュアルマシン!になっている。
ちなみに「NVIDIAのSLIがまじで復活^^;」(6/29追加記事)なので、興味ある方はこちらもどうぞ。
先日、" デュアル PCI-Expressを使ったビデオカードシステムでSLIが復活か?"を紹介したが、E3で展示されたAlienwareのALXのレポートが掲載された。
PC Perspective以外にGameSpotにも記事があったので、若干内容を補足しておきます。
Alienware's Dual PCI-E Graphics System Uncovered - PC Perspective
Alienware doubles up, twice - GameSpot
・描画方式はVoodoo2のSLIと異なり、画面の水平分割(上下)となる。(動画でサンプルがあり)
・デュアル PCI-Expressで描画されたデータは、PCIに接続された"Video Merger Hub"に取り込まれ、アナログで出力される。
・商品リリース時は、50%強のパフォーマンスの向上を目標にしている。
・使用されるカスタム電源は、なんと800Wから1000W!!を供給するようだ。
・Alienwareが特別に設計しALXに使用されるx2マザーボード
- マザーボードの製造はI Willが行う。
- NvidiaとATIの両方に互換性のある、2本のPCI-Eグラフィックポート(16x)を搭載。
- 次世代デュアルXEON対応、DDR2メモリを8Gまで搭載できる。
- X2技術はサードパーティへライセンスされず、M/Bの単体購入はできない。
またこのシステムが搭載されるALXシリーズのケースには、ケース上部に冷却用コンポーネントが追加され、リリース時には水冷になるようだ。
グラフィックだけのために、PCI-E 16x 2枚とPCI 1枚使い、1000Wクラスの電源を持つAlienware ALXシリーズ。
このモンスターPCが描画するフレームレートは一体どれぐらいになるのだろうか?
また一体どのようは画質を見せてくれるんだろうか。
そして一体いくらになるんだろうか^^;
こうしたストレートな力技でフレームレートを稼ごうとする姿勢はなんかすごいぞ。
圧倒的なベンチマーク結果はこちらでどうぞ。(6/20掲載分)
→ AlienwareのデュアルPCI-E グラフィックシステムのベンチマーク
参考情報
・IT用語辞典 e-Words : SLI 【Scan Line Interleave】 (3Dfx Voodoo2)
・Alienware : The Best Custom Built Gaming PC for the Ultimate PC Gamer!
参考商品 (デュアルGPU搭載ビデオカード)
・ XGI Volari Duo
・ ATI RAGE FURY™ MAXX (ATI RAGE 128 PROのデュアル)
Posted by nueda at 2004年05月16日 11:06 JST | トラックバック | ホームに戻る
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