2004年05月08日
Intelは2005年末までにすべてのプロセッサをデュアルコアに移行
Intelは2005年末までに、ノートPCからSMPサーバに至るすべてのプロセッサをデュアルコアに移行させるという。
Intel、TejasとJayhawkの開発中止は「デュアルコア化のため」- ITmedia
Intelは2005年末までに、ノートPCからSMPサーバに至るすべてのプロセッサをデュアルコアに移行させる。このために、従来のロードマップにあった二つのシングルコアプロセッサの開発を中止する。(中略)
デュアルコアプロセッサは、一つのダイに二つのプロセッサコアを載せる。この設計によって、高周波数コア1個ではなく、低消費電力コアを2個使って性能向上を図ることができる。
CPUに求められる付加価値が変わってきているということなんでしょうね。
以下によるとAMDもデュアルコアK8のリリースを予定しているようですが、
「クロック偏重主義から価値の拡大へ」にも興味深い発言があります。
AMD & Microsoft Software Developer Conferenceが開催
~デュアルコアの情報やAMD64版N-Bench 3.0が公開 - PC Watch
●クロック偏重主義から価値の拡大へ (中略)
このAMD64の背景には「お客様第一主義」の思想があるという。秋山氏は「これまでは、クロック周波数に偏重しすぎ、エンジニアリング優先でお客様は二の次、テクノロジが人を動かすという考え方だった」とした上で、「これからは、一定のプラットフォーム・イメージ、TCOの削減、投資の保護など、お客様にフォーカスすることが重要となる」と述べ、周波数以外の価値が求められるとの考えを示した。
その具体例として、これまでのデータセンターでは、メインフレーム、独自仕様の64bit UNIXサーバー、32bit x86サーバー、32bitクライアントなどが散在し、TCOを増大させているが、32bitと64bitの両方をカバーするAMD64であれば、これらのほとんどを統一されたプラットフォームに統合できるとした。●デュアルコア情報が日本初公開(中略)
AMD64の優位点として、x86-32を拡張した64bit技術であること、メモリコントローラを統合しボトルネックの解消を図っていること、HyperTransportによりメモリ・CPU・チップセット・各I/O間で十分な帯域が確保されていることなどを挙げた。(中略)
デュアルXeonの例では、12.1GB/secのバンド幅要求に対し、4.3GB/secしか確保できていないという。
また、AMD64のもう1つの優位点として、デュアルコアを見据えた設計となっている点を挙げ、今後スムーズにデュアルコアへと移行できることを示唆した。
ここの情報 によると、2005年末にもK8デュアルコアを持つCPUが登場するとのこと。
参考情報
・キーワード解説【対称型マルチプロセッシング(SMP)】-IDGジャパン
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